【ハイキュー！】【男主】青葉城西には騎士がいる。

騎士20 ページ27

「大相楽くん！髪切ったんだね〜!!!!」

「やべぇな！大相楽、お前これ以上イケメンになってどうするんだよ！」

『ああ…。』

昼休み。

まあ、こうなるとは思ってたけどここまで注目されるとは…。

髪を切ったやつを囲むのはまあ、定番。だけど、クラスメイトほぼ全員で囲むことは無くない？

…勇太郎、英。早く迎えに来て…。

と、

金田一「A！体育館行くぞ!!!!」

国見「はーい。失礼。Aはお預かりしまーす。」

完璧なタイミングで勇太郎と英が迎えに来てくれた。ナイス。

金田一「えっと…。あ！矢巾先輩!」

勇太郎が大きく手を挙げて灰色の髪の人に手を振った。

あの人が矢巾先輩だっけ。

矢巾「お！来たな！」

二カッと笑顔を向けてくる矢巾先輩。

矢巾「金田一と国見と…Aだよな？」

はい。と、3人で返事。

矢巾「俺、矢巾秀！2年な！」

お。秀くんか。名前忘れてたわ。

矢巾「じゃあ、一通り掃除とかの説明するな！」

秀くんに3人でついて行って掃除のやり方を教わる。

まあ、雑用は1年の役割だけど意外と面倒臭いな。

矢巾「…って感じだ。分かったか？」

国見「はい。」

『大丈夫です。』

金田一「な、なんとか…。」

金田一大丈夫か？不安だな笑

矢巾「じゃーな！国見、金田一、Aちゃん！」

『…あの。』

矢巾「ん？どうした？」

『ちゃん。って呼ぶのやめてくれません？』

ちょいちょい気になってたんだけど、徹くんが俺の事を【Aちゃん】と呼ぶから、周りの人が俺の事をちゃん付けで呼ぶ。

…正直嫌だ。

矢巾「…ああ！分かったよ！Aちゃん！」

いい笑顔で親指を立てて言われた。

…食えない先輩だ。

金田一「A？どうした？」

『別に…。』

国見「元気出せよ。Aちゃん。」

『おいコラ。なにちゃっかり呼んでんだよ。』

金田一「…ああ！なるほどな！Aちゃん！」

『勇太郎。もぐぞ。』

金田一「何を!?!?!?」

どうやらこの高校の男バレには、食えない先輩が多いようだ。

そんなことを思いながら、俺はそっとため息をついた。

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