ネコ女23 ページ27
☆side研磨☆
ーーーーーーーーー2日前ーーーーーーーーー
『研磨。ちょっといい？』
いつも通り、部活を終えて家でゲームをしていたらAに呼ばれた。
研磨「何？」
『あのさ、もしかしたら今のアソビちょっと終わりを早めるかも。』
研磨「え？なんで？」
アソビと言うのは、3年の赤城先輩を潰すこと。
確かにココ最近、赤城先輩からAへの嫌がらせ的なことは減っているとは感じてたけど終わりを早めるほどじゃないと思ってたからちょっとビックリした。
『んー…なんて言えばいいのかな…。』
兄妹で言うのも何だけど、Aは結構頭がいいのに、言い淀む。
『赤城先輩が、私のことを…信頼？しちゃってんだよね。』
研磨「信頼？」
Aのその言葉を聞いて、最近の赤城先輩の行動を結びついた。
ああ。なるほど。Aの計算では庇えばもっと手を出してくると思ってたのに狂った…いや、バグったのか。
『そ。だから、とっとと見切りつけて終わらそうと思って。』
研磨「ふーん。…で？俺はどうすればいいの？」
『えっとね…。』
ーーーーーーーーー
そんな会話を思い出す。
そして俺は、Aの計画通り赤城先輩に声をかけた。
【私の方からちょっと仕掛けるから、研磨は赤城先輩を煽って。】
それがAの言ったこと。
赤城「ありがとう…。聞いてもらえる？研磨。」
うっわ。チョロ。
てか、Aってホント怖い。
人の動きをじっと見て、観察して、分析して。
ほぼチートでしょ。
研磨「もちろん。…Aの事ですか？」
赤城「…うん。別にAちゃんが悪いんじゃないの。けど…。」
クロのことが好きだから。って感じ？
えっと…なんて言えばいいんだっけ？
あ、そうだ。
研磨「A、多分赤城先輩の気持ちに気づいてるよ。」
赤城「へ…？」
研磨「多分だけどね。…まあ、兄妹の勘？」
【そうだなー…例えば、私が赤城先輩の気持ちに気づいてるとか言ってみて？】
研磨「分かっててやってるんだと思うよ…。」
【とにかく煽って。】
研磨「きっとさ、」
【執拗に】
研磨「楽しいんじゃない？」
【煽ってよ♪】
楽しそうに言うAを思い出しながら俺は言った。
赤城「そう…ありがとう。」
赤城先輩の目から光が消える。
さてと、後は高みの見物かな。
A。俺はちゃんと言われたルートへネズミを導いたよ。
ここまでやったんだから、
最高のENDを見せてよね。
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莉都(プロフ) - すごく面白いです…！夢主ちゃんのゲス具合もそうだし、それに参加してるのも研磨っていうセンスの良さ！素敵な作品をありがとうございます！！無理のない程度に、更新お待ちしております！ (2020年2月23日 0時) (
レス) id: d99f829884 (このIDを非表示/違反報告)
琴乃 - 初めまして！ とこがめちゃめちゃ好きです！ 更新楽しみに待ってます！ (2019年1月5日 12時) (レス) id: 26cccde8e8 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - いい子になってからの赤城先輩ちょっと好きです！口調がツンデレっぽくて…潰されちゃうの可哀想ですね (2018年9月25日 23時) (レス) id: 5e447331bb (このIDを非表示/違反報告)
あなざーいか(プロフ) - みかんさん» 更新はまだ続けるつもりなので、気長に待ってもらえると嬉しいです！大変ご迷惑お掛けしました!!!! (2018年9月8日 18時) (レス) id: 09de84b3c5 (このIDを非表示/違反報告)
あなざーいか(プロフ) - みかんさん» 報告が遅れて申し訳ありません！実は今、私事ですがいろいろとゴタゴタが続いておりまして…なかなか更新が出来なくなっている状態なんです。できれば今年中に更新を再開したいのですが、もしかしたら来年になってしまうのかも…。 (2018年9月8日 18時) (レス) id: 09de84b3c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あなざーいか | 作成日時：2017年5月5日 15時
