【ハイキュー!!】悪女ですか？いえいえ私はネコ女です。

ネコ女18 ページ22

どもどもー。音駒高校男バレのマネージャー。孤爪Aでーっす。

現在、修羅場です(笑)

それでは、簡単におさらいしましょうか。

私の名前は孤爪A。

音駒高校2年で、男バレのマネをしている。

そこに、今年から現れたのは3年の赤城先輩。

彼女は男バレの部員達にお熱のために、私を潰そうとしている。

そして、実行におよんだが、赤城先輩の信頼と私の信頼は天秤にかければ私の方が当然重いわけで。

クロを始め、みんなが私を庇っている。

あはは♪みんな、サイコーだよ。

そんなに私の事信頼してくれてるんだ。

そんなに私に堕ちているんだ。

ああ…

ああ…









サイコー…♪

けどごめんね。みんな。

まだ幕引きの時じゃない。

赤城先輩…いや、ネズミちゃんにはまだ足掻いてもらわないと。

少なくとも、文化祭まではいてもらわないと。

そうそう簡単に代わりなんで見つからないしね。

じゃ、助けてあげるよ。

『…クロ。やめて…。』

私は赤城先輩に迫るクロのジャージの裾をクイッと掴む。

黒尾「A…？なんでだよ。コイツはお前を陥れようとしてんだぞ？」

『…まだ、赤城先輩がやったって決まったわけじゃないじゃん。』

チラリと赤城先輩を見る。

あらあら。助けてあげてんのに睨まないでよー(笑)

『も、もしかしたら部外者の仕業かもしれないし…。今日、体育祭だからいろんな人が入ってくるし…。とりあえず、持ち物無くなってないか見よ？』

黒尾「…Aがそう言うなら。おい。自分の荷物確認しろ。」

クロは怒りの矛先を収め、部員達に指示を出す。

夜久「ん。そうだな。」

リエーフ「俺は大丈夫そうっす!!」

みんなはテキパキと自分の荷物の確認と、部室の片付けを始めた。

研磨「…ホント、めんどくさい奴。」

『ん？ふふっ。研磨もでしょ？』

見ればわかるよ。そんなに目キラキラさせて。

研磨も分かってんでしょ？

私の真意を。

そして、









私が見ている、最高のフィナーレを。

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