【ハイキュー!!】悪女ですか？いえいえ私はネコ女です。

ネコ女10 ページ14

時は流れ、体育祭当日。

いや〜。時の流れは早いな(笑)

研磨「A…。次のヤツ、お楽しみのヤツでしょ？」

『え…？ああ。そうだった。』

次の競技はお待ちかねの男女リレー。

クロがんばｗｗｗ

黒尾「お。いたいた!!A!!ちょっといいか？」

赤城先輩と嫌がるクロを見ようと、1番よく見える場所に研磨と移動していたら、クロが来た。

『クロ？リレー始まっちゃうよ？』

黒尾「それなんだが…スマン!!」

クロは私に勢いよく頭を下げてきた。

なんで頭下げてんの…。

とりま、写真撮っとこ。いえーい☆クロ、Aさんに頭が上がらないの図ｗｗｗ

黒尾「写真なんか撮ってるんじゃねぇ!!」

『ごめんなさーい。…で、なんの用？』

写真の事から話をそらそうと、私が聞くと「あ!!そうだった!!」と、クロは慌てて話し出した。

黒尾「実は、赤城が熱中症で保健室に行っちまって…。」

「『は？』」

研磨と私の声が重なる。

恐る恐る研磨の方を見ると、研磨は目で「またズレてんじゃん…。」と威圧を掛けてきた。

私は『いや〜。ゴメンにゃ☆』って具合に返して、クロの方を向く。

『だから、私が走れと…？』

黒尾「ほんとにスマンと思ってる!!あんなにノリ気だった赤城がなんて、思ってなかったから…。」

心なしか嬉しそうだなｗｗｗ

まぁ、これはいい煽りになるかな…。

『…リンゴ飴6つでいいよ。』

黒尾「3つでは…？」

『ダメ。』

黒尾「4つ…。」

『…5つ。コレ以下はダメ。』

クロはうんうん唸って、

黒尾「分かった!!じゃ、行くぞ!!」

と言って、私の手を取った。

『あ、待って。研磨。』

研磨「分かってるよ…。」

『頼んだ。』

黒尾「お前ら何の話してんだよ!?A!!早く行くぞ!!」

クロにやや強引に手を引っ張られ、走り出す。

私は研磨が救護テントの方に向かって歩き出すのを見て、微笑む。

流石研磨。私のオニイチャン。

赤城先輩は、熱中症になったのなら救護テントにいるはず。

だから、研磨に煽り役を任せる。

アナタが大好きなクロが、私と仲睦まじく走ってるところをせいぜい遠くから見てて下さいね？

そして、せいぜい嫉妬に狂ってね？ネズミちゃん♪

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