起きたら山田家にいたんだが【ヒプマイ】

四十三話 左馬刻 ページ47

左馬刻目線

せっかく久しぶりに合歓とゆっくり遊びに来たのになんであの一郎がいんだよ！

そう思ってると向こうも気づいたようで、こっちに睨んできた。

イライラしていると自然と言葉が出てきた。

左『クソ偽善者の一郎くんよぉ。どうしてお前が、ヨコハマにいんだよ！』

俺がそう言うと、

一『俺がどこに行こうが、勝手だろ！』

と、言われた。
互いに睨みあっていると合歓に

合『二人とも、会ったらすぐ喧嘩するんだから！いい加減やめてよ！』

そう言われた。
合歓に嫌われると思うと

左、一『ごめんなさい……』

この言葉がでてきた。
てかなんで地味に一郎と声かぶってんだよ。

なんかもう、少しのことでイライラする。けど、合歓に嫌われたくないし頑張って抑えた。

その後の三人の会話を聞いていると気になることがあった。
デート。この単語が出るたびに二人はかおを紅くさせる。

…これはからかいがいが、ありそうだな。

また今度、あの森野Aとか言うやつと話してみよう

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