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此処は…?
朝、いつもどうりの地獄の日々が始まると思っていたのに
私の目の前に居る人は
『は、此奴がオークションで?』
とても綺麗だった、綺麗と言う線を越えている、美しくて一目惚れしてしまいそうだった
「うーん、A君。何時も良いかな?」
い、何時もの?
私は等々殺されるのか…
自分に言い聞かせたところで何も得れないのに何故か自分で自分を諦めている
さっきの綺麗な人はAさん?
長い繊細な髪がとてもしなやかで細やかな瞳に映っているのは自分?
『良いと言わないと首領に殺されそうだ』
首領?!一番目上の高い御方、なのでしょうか?!
「うっ…」
ついつい声が漏れてしまった、手首は固定されてて椅子に座られている
「あ、、」
私の周りにいるのは私と同じく苦しんで息絶えている人達
本当に殺されるのか…?
そんな絶望感と共にAさんが近寄ってきた
この人に殺されるなら_______
『…貴様名前は?』
そんな声とともに自分の脳に殺されないと指示が通ったようだった
「えっと、、川乃 怜奈です」
するとAさんは目をゆっくりと閉じていった
そんな姿や仕草さえ綺麗だ
怖くて身体の震えが止まらなかった、、
しかしAさんは私の頬を伝わりその華麗な手でそっと輪郭をなぞっていった
この御方にはきっと申し訳ない姿なんだろう
やっぱり自分は嫌いだ
『夢は何時しか目標に変わるんだ、ふふ、そう怯えては駄目だぞ。此処で目標を見つけることだな』
「…綺麗。です、とても」
『そう云う媚の売り方は慣れてきた、怜奈か、、私はA。で、年齢は?』
媚の売り方?この人はいったいどう言う仕事をなさってるのか…気になる
どうせ幸せな仕事なのだろうな
などとAさんと不思議な時間を過ごしている時だった
「?」
「ポートマフィアだよ」
私に冷たい視線を一気に送りAさんの腰に手を回している
Aさんの…お相手?
でもこの人は凄く怖い、私に殺意でも抱いていそうだった
『治…』
この人達はいったい?!!
さっきから殺すとか教育とか…
一般人じゃないのは絶対だ!!!!
怖い、早くここから逃げたいなんて気持ちが込み上げてくる
でもさっき聞いたAさんの言葉_____
''夢は何時しか目標に変わる''
そんな綺麗な人にこんな事言われたら…
私がすぐに殺されそう
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作者名:蝶魔 | 作者ホームページ:http://http://uranai.nosv.org/u.php/novel/25d3d3f54f2/?w=1
作成日時:2018年2月14日 19時