【黒の時代】最年少幹部の愛し方【太宰治】

短編2 ページ31

『馬鹿じゃないの？』


太宰｢いや、これは勘違いだよ｣


こうなるつもりは無かった…







・


時計は夜十一を指す。



『ほぉ？』

森｢夜間の任務だから気をつけて欲しいんだけど…｣


森は急にAに夜間任務を押し付けてきた


まぁ珍しくもない。

『分かった。夜な、馬鹿な男達が歩き回ってる時間だから慣れている』

森｢ごめんねぇ〜、太宰くんにも言っておくよ｣

『はい。』





あぁ、気持ち悪い。

やっぱり夜は苦手だ

水商売とか、気持ち悪い。男は金だ、それで女を釣る



『それで、その任務の男は…』




いた。が、




『頭いかれてる』




彼女が見た先は太宰。が周りの女子と絡んでいた




『今日は任務とか関係なく全員ぶち殺した方がはやいか』


Aは珍しく切れていた、何しろ深夜でこんな浮かれてる場所に何故いる？






太宰｢それでさ((『ちょっと病院すすめた方がいいか？』え、A？！！！｣



ほら、今彼の服を引っ張り最大の笑みを彼に見せると彼は焦る



『で、お前は何？』


Aは周りにいた女子を指差し言った


うどうどしつつも女子は、

｢太宰さんが心 中とか…あの、そっち系の話をしてただけで｣


『そっち系って何？心 中って意味分かってんの？！！ばっかじゃない？！！』


太宰｢A一旦落ち着こ？ねぇ違うって｣


『いや、治も治だよな？なに女子に心 中とか語ってんの？』

久々に出たこのくだり。


太宰｢ちょーー、ほんとに違うんだって｣


｢ほんとです！これは誤解で…｣

Aは顔色も結構悪く、ある意味笑ってる


『いや、もう精神崩壊する。治がそうならまた私もあの腐ってる仕事再開しようか？』


太宰｢ほんとに冗談キツイって、浮気とかしないしね私｣


彼女の腐ってる仕事とは…

太宰と付き合う前にしていた、森からの命令で男と一夜を過ごし、殺すと言う単純な仕事だ


『まぁいいよ、結局女子はね、こうやって男に裏切られるんだから。いいね男はベットで一夜過ごして後は責任私だからな？』





やばい、Aがこう頭にきたらこの状態を落ち着かせるのはきつい



太宰｢もー、はいはいごめんねぇ、ちょっとA家に戻すよ｣



じゃあね。と一言残し彼はAを運ぶ


こんなに嫉妬してくれるのは太宰自身は嬉しいが、Aがこんなにキレたら危ない


『ちょ、何処に？！！』


太宰｢んー？何処だろう？｣

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