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*怖がりなんです、彼女ちゃん ページ13

八『岩の前に立って、目を瞑って!』

「え、なんで」

八『いいから!お願いっ』


2つの同じ大きさの岩が並んでいるところまで
案内されて、その岩の前で目を瞑ってと言われた

聞かない理由もないから、大人しく目を瞑る



「…はい」

八『俺の指示通りに歩いてね。はーい、深呼吸』



何を言ってるんだと思いながらも指示に従う

従ってる私も私か…


八『声に出さないでね。今、電話してるのは誰?』


八乙女しかいないのに、何で質問なんかと思う
時々、と言うよりしょっちゅうあるバカが出たのかな



八『そのまま、まっすぐ歩いてきてごらん。さっき確認したでしょ?』


分かっているかのように次々と指示を出す八乙女


確認したけど、距離まではハッキリ見てないからどこまで歩けばいいのかわからない


怖い…耳に聞こえてくる声だけじゃ…


八『大丈夫。安心してまっすぐ歩いて』

「八乙女っ、」

八『だーめ。喋っちゃいけないよ。そう、ゆっくりでいいから』



距離がわからない。怖い


不安ばかりが募って、何も考えられない



八『ストップ!まだ、目を開けちゃダメだよ』


やっと聞こえた八乙女の声に安心する
でも、まだ声が出せなくて小さく頷く


八『…最後の質問。Aの彼氏は誰?その人にどうされたい?』


急な質問に内心戸惑う

彼氏は八乙女以外にいないし
どうされたいって…

顔が熱くなるのがわかる


八『喋っていいよ』

「八乙女…怖いよ」


怖い、どうしようもないくらい
そこにいるなら、優しく包んでほしい


八「はい、よく出来ました」

「や、八乙女?!」

八「あー、目を開けちゃダメだよ。俺がいいって言ったのは、喋ることだけでしょ?」

「…はい」


電話越しではなく、直接耳に聞こえてきた声
体に感じる暖かさ。そして、いつもの八乙女の匂い



八「Aのこと、ずっと見てた。すっげー可愛かったよ。ホントは、キスしたいけど外だから帰ってからにするよ。夜が楽しみだね」


夜って…っ


「!!八乙女っ」

八「じょーだんだよwなに、想像しちゃった?」

「バカ」


温もりがなくなって少ししたら目を開けていいよって言われて、開けた時には八乙女はいなかった

*アレですか?彼女ちゃん→←*充電完了です!八乙女君



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あんこ(プロフ) - オム岡ライ貴*さん» この作品も読んでくださったんですね!ありがとうございます!自分も海のシーン凄く好きです!また機会がありましたら、他の作品も見てください(笑) (2017年7月8日 14時) (レス) id: 1e57cecf6c (このIDを非表示/違反報告)
オム岡ライ貴* - 面白かったです!!光の彼女になれるなんて…w海のシーン、光と大ちゃんめっちゃカッコよかったです!!*すごい感動しました!!((長くなってすいませんw (2017年7月7日 23時) (レス) id: 4577983998 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あんこ | 作成日時:2017年2月21日 23時

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