8.それは、ほんとにささいなこと。 ページ8
Aside
あのショートにお誘いをいただいて、私の返事がNoな訳がない。
高校生時代からの片想いの相手に、断る理由がない。
「…行きたい、かも、しれない」
「ふっ、何だよそれ。」
行く…！！と勢いよく返事しそうになってしまったが、耐えた私を褒めてあげたい。
でも、なんて言えばよいのか分からなくなって、頭の中がいっぱいになって。
行きたい というのすら恥ずかしくて。
かもしれない、なんて語尾につけて。
でも。
…恥ずかしいことじゃない、だよね？お茶子ちゃん。
「…じゃあ、店の地図おくっとくな。また、あとで」
私の返事に少し笑ってから、轟くんはそういってその場を離れた。
…ふぅ、私も高校に戻ろう。
in雄英高校
雄英に戻った途端、職員室前で多くのヒーロー科の生徒に囲まれた。
「A先生ってさ、ショートとダイナマイトと仲いいの！？」
貴「えぇ、高校時代のクラスメイトって話したことあるじゃん」
予想外のデキゴトにおろおろしてしまう。
「そうなんだけど！！こんなに仲良しとは思わんかったー！！」
「なんか、3人が受けてた取材がネットニュースとかで話題になってるんです！」
貴「え！？まって、私叩かれてない！？」
そういえば人気ヒーローにはさまれてた、私。
不安でたまらなかったが、杞憂だった。
「そんなことないですよ〜、こんなやわらかいショートとダイナマイト始めてみたって、ファンが喜んでます」
「あ、でもA先生のファンはショートとダイナマイトにちょっと怒ってる。距離が近いって」
貴「よかったー……あ、相澤先生」
職員室から相澤先生が出てきた。
「お前ら、うるせーぞ。そんな暇あんなら、寮でトレーニングでもしてるほうがよっぽど合理的だ」
「「はいっ！！」」
先生の圧に押されたのか、生徒達はそくさと帰っていく。
「んで、大丈夫だったか、A」
「問題ありません、ありがとうございます！」
「…ならいい、お疲れ」
相澤先生も帰るところだったのだろう。
ぽんっと私の頭に手を置いたと思ったら、先生は去っていった。
すると、ピコンっと連絡が届いた音がした。
連絡は轟くんからで、お店のホームページや、雄英高校からのアクセスの仕方が送られてきたいた。
…地図だけだと思っていたが、わざわざホームページや、雄英からの行き方も調べてくれているこの優しさが大好きだ。
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うい(プロフ) - Nさん» Nさん、コメントありがとうございます😻😻 連載を初めてかずっと読んでいただけていると知って本当に嬉しいです。気遣うような優しい言葉も頂けて感謝の気持ちでいっぱいです🎀これからも頑張りますー！！ (11月11日 17時) (
レス) id: f53586a760 (このIDを非表示/違反報告)
N(プロフ) - こんばんは。連載当初からずっと読まさせていただいています。本業が大変かと思いますが、更新頑張ってください！応援しています☺︎ (11月9日 22時) (レス) @page37 id: c2fb070a76 (このIDを非表示/違反報告)
うい(プロフ) - ゆずなさん» コメントありがとうございますー！本当に嬉しいし励みになります^^ 更新頻度遅くて申し訳ないですが気長に待ってくださると嬉しいです！ (11月7日 23時) (レス) id: f53586a760 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずな - この作品めっちゃ好きです！続き待ってます( *´꒳`* ) (11月5日 23時) (レス) @page36 id: f39121074c (このIDを非表示/違反報告)
うい(プロフ) - 瑠璃さん» ありがとうございますー！更新頑張ります！ (2023年2月9日 21時) (レス) id: e9ca2c40ed (このIDを非表示/違反報告)
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