隣の席 ページ7
学校に着くともうクラスが張り出されているみたいで、紙の前には大勢の人がいた。
「人多すぎて見えない…2人とも見える？」
「「……」」
「ふ、ふたりとも？どうしたの？？」
人の壁で見えないクラス表。私よりも背が高い2人はどうだろうかと問いかければ、絶望したような顔で何も言わない。なんだと思い、だんだんと減っていく人の隙間から覗いてみると
「ローレンとアクシアが1組で、わたしが……に、2組」
なんと小学校からずっと一緒だったクラスが離れてしまったのだ。
「ほんと無理…まじで無理…学校行く意味ないって」
「終わってるだろこの学校俺らを引き離すとかマ？」
「色々言っても仕方ないよ…2人とも離れて」
クラス表を見た途端に離れなくなった2人に声をかけるが、聞く耳持たずだ。挙句の果てには「なんでそんな普通なの？俺たちと離れても平気ってこと？？」とかなんとか言われてしまう。
「ちがうけど……じゃあ逆にクラスが離れたくらいで私との仲が崩れるって思ってるってこと？？」
「よし早くクラスに行くぞ」
「そうだねローレン行こうか」
白々しく話しながら1組へと行くのを見送って私も2組の教室へと足を踏み入れた。
ローレン達にあんなふうに言ったはいいけど、私自身ビビりのコミュ障で友達が出来るか怪しい…
これはぼっち確定演出か？？きついよそれは！
頭の中でひとり会議をしながら、席につく。登校日初日なこともあり、席は決められているようだ。日当たりが良さげな窓際の席に密かにガッツポーズをする。
私の周りの席の人はまだ来ていないみたいだ。頭の中でシュミレーションでもしとくか。
頭の中で挨拶の文を考えながらぼーっとしていると、隣の席が引かれた。誰だろうか、優しい人ならいいな、仲良くなれるかな、なんて考えて、とりあえず挨拶！と思って横を向くと目に飛び込んできたのは真っ白な髪だった。
「……どちゃくそにイケメンだぁ」
「なにいってんのオマエ」
汚れてない真っ赤な瞳が猫のように丸くなった。
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るき(プロフ) - 最後意外にも暗いラストで個人的に超すきです！！！あとlrn推しだから激重なlrn見れたのすごく嬉しかったです！！すごく面白い作品でした！ありがとうございました！ (4月7日 22時) (
レス) @page35 id: f3ef94bb07 (このIDを非表示/違反報告)
頭おかしい人間8号 - 好きだぁ！！！！ (3月15日 6時) (レス) @page21 id: aaa997ad31 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください (3月12日 3時) (レス) @page17 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
あめ - めちゃめちゃお話好きなタイプのやつで最高です！更新頑張ってください！応援してます！ (3月12日 3時) (レス) @page17 id: a85ab24ed5 (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - ストーリーめっちゃ好きです！更新お疲れ様です！続き楽しみにしてます！無理せずに頑張ってください！ (3月11日 11時) (レス) @page14 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめ | 作成日時：2024年2月18日 23時
