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「もう！ほんとに、真剣に話してるのに！！」
「わかってるよ、ありがと。葛葉からAちゃんのこと聞いてさ、そんな子いるわけないーって思とったけど、実際会って嘘じゃないって分かったし。」
「……なぁ、Aちゃん、俺かっこいい？」
「もちろん！世界で1番かっこいいよ！」
「じゃ、俺の事すき？」
「す、好きだよ、友達としてね！？」
「ふは、俺も好きだよ」
可笑しそうに笑った不破くんが返事をする。
まだ会って数回だがこんなにも波長が合う人がいるとはとびっくりしたが、友達が増えるのはいい事だ。
一瞬、ローレン達のあの怖い顔が思い浮かんだがすぐに消えていった。
今は新しい友達が出来た喜びの方が大きかったから。
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「そんな簡単に好きになるつもりなかったんけどな…」
自分的には気にしてなんていないと思っていた。
中学生によくある、恋愛に目覚め始めた子供のやるお遊びにただ巻き込まれてしまっただけ。
そう考えれば、別に辛くも何ともなかった。
でも、心はそうはいってなかったらしい。
気にしてないはずなのに、夢に出てきて笑われる。
気づいた時には目が冴えていて、寝れない日々が続く。
そうだ、あの日。あの弁当をAちゃんと食べた日も確か寝れずに起きてしまった日だった。
何気ない会話から伝わる俺たちへの気遣い。
仲がいいであろう葛葉には近く、あまり関わったことの無い俺らとはちょうどいい距離感で、でも俺たちを嫌がっている雰囲気ではなく、むしろ好意的だった。
初めは信じられなくてイブと警戒していたが、一言二言話しただけで、底抜けの明るさとお人好しさにすっかり侵されてしまった。
自分でもびっくりだ。こんな簡単に落ちてしまうとは。
Aちゃんとかなかなが教室に戻ったあと、葛葉に話しかけた。
「なぁ、ええの？かなかな、絶対Aちゃんになんか言うと思うんやけどな〜、それに俺なら好きな子を相棒と2人きりにするなんてことしないけどな」
「……いいんだよ、Aのことを譲る気は無い。でも、叶のことを救えるのはAだけだから」
「………ふーん、ま、葛葉がええならええよ」
なんて会話をしたが、まさか自分まで救いあげてくれるとは。特別なことなんて言われてない。在り来りな言葉だ。
それに落ちてしまった自分に笑えてくる。
「でも、ま、しょーがないよな」
「俺も、譲る気ないよ」
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るき(プロフ) - 最後意外にも暗いラストで個人的に超すきです！！！あとlrn推しだから激重なlrn見れたのすごく嬉しかったです！！すごく面白い作品でした！ありがとうございました！ (4月7日 22時) (
レス) @page35 id: f3ef94bb07 (このIDを非表示/違反報告)
頭おかしい人間8号 - 好きだぁ！！！！ (3月15日 6時) (レス) @page21 id: aaa997ad31 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください (3月12日 3時) (レス) @page17 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
あめ - めちゃめちゃお話好きなタイプのやつで最高です！更新頑張ってください！応援してます！ (3月12日 3時) (レス) @page17 id: a85ab24ed5 (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - ストーリーめっちゃ好きです！更新お疲れ様です！続き楽しみにしてます！無理せずに頑張ってください！ (3月11日 11時) (レス) @page14 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめ | 作成日時：2024年2月18日 23時
