違和感 ページ23
あの日、叶くんとお話してからぐんと距離が縮まった。
葛葉くんのところに遊びに来ると、私にも声をかけてくれる。仲良くなれたってことでいいのかな……？？
まぁ、友達が増えたから喜ばしいことだ！
「ねぇねぇAちゃん！今日りりむとクレープ食べに行かない？？駅のところにね、新しいお店出来たんだって！」
「ほんと！？行きたい行きたい！」
こんな感じで私はりりむちゃんと放課後に遊んだり、
「Aちゃん、プリクラ撮りませんか？」
「いいね！撮ろっか！」
美兎ちゃんと休日に遊びに行ったり、
「A〜、赤甲羅くらえー！！」
「あ、Aちゃん僕のもどうぞ〜」
「わー！！いらないかも！！！」
葛葉くんと叶くんと3人でゲームをしたり、それはそれは楽しい日々を過ごしていた。
友達も増えて、高校生って楽しいな〜なんてしみじみ思ってコントローラーを机に置く。
先程まで、葛葉くん達にFPSを教えて貰っていた。
一段落して解散したが、まだ寝る時間ではない。お母さんとお父さんは昨日から結婚記念日のため、旅行に出かけている。私を1人にしていくのを心配していたが、もう高校生だから！と言って、夫婦水入らずで楽しんでもらうことにした。
そんな訳で、一人きりの夜はまだ始まったばかりだ！と、もう一度ゲームを起動しようとしたが、突然鳴ったチャイムのせいでそれは叶わなかった。
宅配便とか頼んだっけ？と思い、ドアへ向かう。
「はーい……ってローレン、それにアクシア！どうしたの？いつもチャイムなんて鳴らさないのに…」
「あー……ちょっと話したいことがあんだけど、」
不思議に思いながらも2人を家へと入れて、飲み物を持ってこようとしたが、その手を掴まれてしまった。
「どうしたの？ローレン」
「……」
黙ったままの2人に声を掛けるが返事がない。
突然、腕がぐいっと引っ張られてソファに座らされた。
「わっ……ねぇ、ほんとに何かあったの？大丈夫？」
「…Aは、もう、俺らなんていらない、？」
ローレンの口から発せられた言葉に耳を疑った。
そんなことはないと言うが納得がいかない顔で続けられる
「A、最近楽しそうだね。りりむちゃん…だっけ？また面倒くさそうな奴と仲良くなっちゃってさー…あの委員長とかいう人だけでも嫌だったのに。」
「そうそう、同性ならまだしもよ？男はダメでしょ男は。葛葉と叶のAを見る目が変わっててさー……またたらしこんだ？？」
2人に矢継ぎ早に問い掛けられる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1217人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
るき(プロフ) - 最後意外にも暗いラストで個人的に超すきです！！！あとlrn推しだから激重なlrn見れたのすごく嬉しかったです！！すごく面白い作品でした！ありがとうございました！ (4月7日 22時) (
レス) @page35 id: f3ef94bb07 (このIDを非表示/違反報告)
頭おかしい人間8号 - 好きだぁ！！！！ (3月15日 6時) (レス) @page21 id: aaa997ad31 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください (3月12日 3時) (レス) @page17 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
あめ - めちゃめちゃお話好きなタイプのやつで最高です！更新頑張ってください！応援してます！ (3月12日 3時) (レス) @page17 id: a85ab24ed5 (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - ストーリーめっちゃ好きです！更新お疲れ様です！続き楽しみにしてます！無理せずに頑張ってください！ (3月11日 11時) (レス) @page14 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆめ | 作成日時：2024年2月18日 23時
