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もやもやした気持ちが消えないまま、午後の授業になった。隣の葛葉くんは始まって5分で夢の中だ。
あの叶くんの言葉はどういうことなんだろう、私のことが嫌いなんだよな、多分。でも、私はみんなと一緒にいたいし、どうやって誤解を解こうか……
「……A、A！！」
「はい！？なんですか！？」
「ふは、驚きすぎだろw 隣同士で本文読めだって」
「あ、ごめんね、読みましょうすいません！！」
本文を読んでいると、先生がプリントを印刷し忘れたようで職員室へと行ってしまった。
「やりぃ、もう読まねーわ」とか言って、読まなくなってしまったので葛葉くんと談笑する。
「葛葉くん起きてたの？てっきり、もう熟睡してると…」
「…2人でなんかやるって時は起きるに決まってんだろ〜、ビビりなAちゃんは、先生の言うこと無視できないだろうからな」
「よくお分かりで！！」
どうやら私のために起きてくれたらしい。葛葉くんと話していると改めて、話さないという選択肢が消えてなくなる。やっぱり、もう1回叶くんと話してみようかな。
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放課後になった。いつもならローレン達が来るが、今日は来ない。不思議に思っていると携帯が震えた。
どうやら、あまりにも出来が悪すぎて放課後にまで補講が入ったらしい。頑張れとエールを贈り、なら一人で帰るかと下駄箱を目指す。
叶くんと話したかったが、クラスが分からないので行きようがないしな……と考えていると
「あれ、Aちゃんだ」
「叶くん……えっと、おひとりですか、？」
「うん、葛葉と帰る予定だったんだけどね、ふわっちの補講に強制連行されてって、僕だけ逃げてきたから」
「じゃ、僕は帰るから」
どんどん帰ろうとする叶くんの袖を慌てて掴む。
「あの！一緒に帰らない、ですか」
「…昼に言った事、もう忘れたの？」
「そのことでお話したいことがあるので！」
なんだかここで引いたら負けな気がする。叶くんの目をじっと見つめる。負けたのは叶くんだった。
「はぁ、帰るって言わないと離してくれなさそうだね。分かったよ、今日は一緒に帰ろうか」
とりあえず第1ミッションクリアだ。
さぁ、ここからが本番。
無言で帰り道を進む中、
「あの、なんで昼間、ああ言ったんですか」と言った。
叶くんの綺麗な顔が、一瞬顰められた気がした。
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るき(プロフ) - 最後意外にも暗いラストで個人的に超すきです！！！あとlrn推しだから激重なlrn見れたのすごく嬉しかったです！！すごく面白い作品でした！ありがとうございました！ (4月7日 22時) (
レス) @page35 id: f3ef94bb07 (このIDを非表示/違反報告)
頭おかしい人間8号 - 好きだぁ！！！！ (3月15日 6時) (レス) @page21 id: aaa997ad31 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください (3月12日 3時) (レス) @page17 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
あめ - めちゃめちゃお話好きなタイプのやつで最高です！更新頑張ってください！応援してます！ (3月12日 3時) (レス) @page17 id: a85ab24ed5 (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - ストーリーめっちゃ好きです！更新お疲れ様です！続き楽しみにしてます！無理せずに頑張ってください！ (3月11日 11時) (レス) @page14 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめ | 作成日時：2024年2月18日 23時
