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ローレン達と教室前で別れて、自分の席へと向かう。
隣の席の人はもう来ていた。
「おはよう！」
「……はよ」
ものすごく小さな声だけどちゃんと返してくれた。
にこにこ見てるとフードを被ってしまった。あんまり話しかけないほうがいいのかな…と考えていると、意外にもあっちの方から話しかけてきた。
「なぁ、なんでオマエは俺に話しかけてくんの？」
「え、なんでって……仲良くなりたいから？」
意味がわからないと表すように大きく開かれた瞳。
「そんなのありえないんだよ、俺の目を見ただろ？普通とは違くて赤いんだよ、髪だって黒じゃなくて白だし、普通と違うブスと仲良くなりたいなんて思うわけないだろ…俺のことからかってんなら今すぐやめろよ」
苦しそうに言い切る彼。昨日の美兎ちゃんの姿となんだか似ている。なんでこの世界はこんなにも優しい人達が苦しまなきゃいけないのかな、ローレンもアクシアも美兎ちゃんも、目の前にいる彼もみんなみんなすっごく素敵なのに
「……ねぇ、お名前は？」
「は、？オマエ話聞いてたのかよ、馬鹿にしたいんなら今すぐやめろって……」
「馬鹿になんてしてない。貴方の目は宝石みたいに綺麗だし、髪だって光に当たるときらきらしてとっても素敵！それに私は見た目で判断したりしないの、貴方自身がとっても素敵だなと思ったから、だから仲良くなりたいの！！」
顔を伏せてしまって良く見えない。怒らせてしまっただろうか、あんまりぐいぐい行くのも良くなかったかな
1人で焦っていると不意に彼が口を開いた。
「…………ずは」
「え？」
「俺の名前、葛葉」
「私はAだよ、よろしくね葛葉くん！」
「…ん」
うれしい、新しい友達だ。
るんるんでいるといつの間にか美兎ちゃんが登校していたようで挨拶に来てくれた。少し美兎ちゃんとお話してる間に葛葉くんはどこかへ行ってしまったようだ。
まぁ名前も聞けたし、隣だし、これから話す機会だって沢山あるだろうと思いながら、美兎ちゃんとの会話に花を咲かせた。
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『あんなこと言われたの初めてだって……なんで、こんなに顔があついんだよ！！』
赤い瞳をもつ少年は自身に沸き立った初めての感情に混乱しつつも、楽しげだ。
「あんなふうに接してくれる奴もいるんだな…叶とか気に入りそー。」
『でも、渡したくねーな…』
新たに沸き立つ独占欲を抱えながら自身の相棒の元へと足を進めた。
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るき(プロフ) - 最後意外にも暗いラストで個人的に超すきです！！！あとlrn推しだから激重なlrn見れたのすごく嬉しかったです！！すごく面白い作品でした！ありがとうございました！ (4月7日 22時) (
レス) @page35 id: f3ef94bb07 (このIDを非表示/違反報告)
頭おかしい人間8号 - 好きだぁ！！！！ (3月15日 6時) (レス) @page21 id: aaa997ad31 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください (3月12日 3時) (レス) @page17 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
あめ - めちゃめちゃお話好きなタイプのやつで最高です！更新頑張ってください！応援してます！ (3月12日 3時) (レス) @page17 id: a85ab24ed5 (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - ストーリーめっちゃ好きです！更新お疲れ様です！続き楽しみにしてます！無理せずに頑張ってください！ (3月11日 11時) (レス) @page14 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめ | 作成日時：2024年2月18日 23時
