い ぬ か れ し と ね こ か の じょ

とぅえんてぃ ページ22

｢あ､ようへいくんずるいですって！｣







｢へっへっへ…たなっちよ､俺は特訓していたんだよ！そんなゴリラ風情に負ける訳が無い！！｣





下に向かいゲーム部屋に入るや否やコントローラーを激しく触る音が響く。






たなっちははじめくんに言われたドンキー縛りで解除する為に特訓中。ようへいくんは相手をしてるんだろう。






｢ドンキー復帰遅いんですって！｣








｢それは言い訳に過ぎない。俺は勝ちしか見えないぞ｣









｢すっごい厨二病感出てますよw ｣






たなっちは叫びながら耐えてるけど､ようへいくんは圧倒的な強さを見せてる。こりゃ負けちゃうな。







｢無理無理…！！負けますって！｣








｢うーい！俺の勝ち☆｣








崩れるたなっちに笑うことしか出来なかった。






ボスに勝てば解除だけど当分難しそう。









｢あれ､ともたかとだいちくんどしたの。Aは？｣








｢寝ちゃいましたー昨日も遅く帰ってきてたから眠かったみたい。んで､暇だからスマブラしに来た｣









｢めっちゃ寝顔見たいんだけど。どうしよっかなー｣









｢そんなの俺が許さないから！てか昨日も見てたじゃん｣









｢写真撮ってないもん。撮りたい｣









｢そこまで来たら引きますねー｣









｢なんだとこの野郎｣







コントローラーを机に置いて､ともたかに絡みにいった隙に俺は椅子へと座りコントローラーを持つ。








｢次はだいちくんですかー？ 行ける気がします！！｣









｢いやー初心者ドンキーには負けませんよ。掛かってこいやぁ！！｣








俺はフォックス､たなっちは変わらずドンキーにして終点を選択。






スマブラで時間を潰して､Aとのデートを楽しみにしてないと！！









｢だいちさん次変わってくださいねー｣








｢ちょ！今集中してるからやめてくれよォ！｣

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