うるさい方の赤葦、烏野高校に潜入中【ハイキュー】

説得 ページ24

・




『………まぁ、今説明した通り。私は赤葦 A、芸名蒼咲 A…ドラマの撮影で宮城に来ないといけなかったから烏野高校に入ったの。あんまり身バレしちゃうとメディアとかストーカーとか湧き出てくるから変装してたわけ』



…人生最大のやらかし



日「病気って」



『嘘だよ。全部嘘。…私が部活に出れてなかったのは全部撮影があったから。……迷惑かけたくないし、これからも出られる日は限られる。だから辞めた、それだけ。ほら、出てって！…あと、黙っといてね。私が蒼咲ってこと』



2.3年にも言わなくていい



日「おれ、Aさんとまだ部活したいです！！」



月「てか、病気じゃないなら遠慮する必要も無いですよね。体が悪化するとかでも無いし」



『は？』



山「こ、こんな美人な人が近くにいたなんて…」



影「田中さんと西谷さんが知ったらぶっ倒れそうだな」



日「ていうか！こんな田舎でバレてもみんな黙ってます！！東京じゃないんだし！ちょっと騒いだりはするかもしれないけどっ！！！！」



『いや、ちょ…は？？私に蒼咲として通えってこと？？』



日「ハイ！」



『いい笑顔でそんなこと言うなあああ！！！』



影「Aさんって、部活やりたいんすよね。出来るなら」



『…そ、そりゃあまぁ……』



日「マネやってください！！これからも！」



山「あ、あの…！俺らにはわかんない大変なこともあるのかもしれないですけど…てかあると思うんですけど！でも……高校時代ってその、1回しかないし…」



月「3年生、本気で悩んでましたけど」



『！』



【A、一緒にマネージャーやらない？】



マネージャー「Aさん、そろそろ…」



『……ごめん、今日はまた撮影始まるから帰って。考えとくから』



月「それ絶対逃げるやつ」



山「つ、ツッキー！！」



日「…待ってます！！」



影「失礼しゃす」






『…………はぁあああ！！！！！こんな失敗したこと無かったのに！！』



マネージャー「あはは！…でも、いい子たちですね。……俺はもう、止めませんよ。事務所に頭下げるのなら任せてください！」ニッ



『…はは、ほんとマネさん時々イケメン』



マネージャー「いつもでしょ！？」



『どの口が言ってんだか』



《高校時代ってその、1回しかないし…》



うん、その通り



『…4人にバレたならもう地域全体にバレても変わんないか！』



マネージャー「うわ急に吹っ切れた…」

本当の→←赤葦と蒼咲

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す