女子バレー部2年、北信介の妹は問題児 2【ハイキュー】

バレー ページ11

・




〜季節は巡り、1年後〜




稲荷崎高校、卒業式




「行かんと"いて"ください"」



『あっはは！！頑張れ、新キャプテン！！！』



はやかったな、この1年



侑「おい、A」



『んー？』



侑「俺は負けんで。飛雄くんにも……お前にも」



『あはは、私はスパイカーなんだけど！！』



角「A、ほんとこの1年変なことしなかったよね……先生たちが泣いて喜んでたよ」



『うそつ』



先生「北ぁああああああほんまに卒業おめでとう…真面目になってくれて先生らはどんだけ嬉しかったか…！！」



『うわガチじゃんなんかすみません()』


…みんなとは会いづらくなるだろうな



『…それじゃあ、また』



銀「え、もう帰るん？」



『？』



治「バレー、せんの？」



『！……っやる！！！！！！』





侑「お前今の打てや！サム！！！！！」



治「うっさいわ！！制服打ちにくいんやから速いトス上げんなや！！！！」



銀「こんな時まで喧嘩すなや！！」



角「オッホホwあ、次Aのサーブね」



「「げっ」」



卒業しても、一生会えなくなるわけじゃない



でも…そばにはいられない



『ちょっと、寂しいな』



「「「「！」」」」



侑「なんっやねん…！！そういうの言うなや！？」



治「ま、俺は試合会場に出張するわ」



銀「治の店出来たら集まろな！！！！」



角「Aが会いたいっていえばだいたいみんな飛んでくよ。多分ね」



『！…そりゃどーも！！じゃ、行くよ！！！』



バシンッ



侑「〜っほんっまゴリラやな自分…！！！」



治「1年前事故あったってほんまなん…？()」



『あはは！！私たちの、勝ち！！！』ニッ





卒業しても…こんな風にまた、バレーしよう




・・・・



侑「良かったん？」



角「主語無さすぎでしょ」



侑「分かっとるやろ。……俺ら全員Aのこと好きやったやん。誰も告白せんかったけど、良かったん？」



銀「それを言うなら1番侑が1番アピールしとったやん」



侑「…今は、ちゃうかなと思った。アイツはほんまに今…バレーしか見えてへんやろ。邪魔したくないやん」



角「それ、皆同じ気持ちだから。…数年後、数十年後までに皆他の女捕まえてね〜俺が楽にAを貰いたいから」



治「いや、Aは俺が貰う」



銀「いや多分お前ら変人扱いしすぎたから脈ナシやで。俺やな」



侑「どう考えても俺やろ！！！！」




それぞれの道へ、進んでいく

プロフィール(5年後)→←卒業

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す