【ブルーロック】憧れの世界に転生したからキャラを遠目から眺めようと思ったが美醜逆転状態だったんで愛でます。

分かりきってたこと。2人の約束。 ページ15

影汰「…やだ。いやだ！！！！！」



『えーたくん…。』



まぁ、そりゃそうだろ。



急にこんなこと言われて冷静でいられるはずないか…。



結局のところ、俺がいたから精神的に安定してたってことだろ？




それがなくなったら？




単純に考えても情緒不安定になることは容易に考えつく。




それでも、




それでもこれ以上言わないのは余計に傷つける。




『えーたくん…、俺ね、本当は先週知ってね。すぐにでも伝えようと思ったんだ。


でも、言おうと思えば思うほどにえーたくんの寂しそうな顔が浮かび上がってきて…なかなか言えなくって…。


ごめん。』



影汰「やだやだやだ！！！！！

離れないで…置いていかないでよ…！」



ぎゅってしがみついて



俺から離れようとしないえーたくん。




母たちはこれを見越して言ってたんかなぁ…。




『…ごめん。俺だって…俺だって離れたくない。えーたくんがすごく心配だし…。

でも、クソ親父の仕事の都合なんて俺にはどうしようも出来なくて…。』



影汰「やだぁ！！！！！
離れないでよ…！ひとりにしないで…！！」




『……ねぇ、えーたくん。

前話したこと…覚えてる？』




これは




影汰「…ん、サッカーで世界一…でしょ？覚えてる…けど。」




えーたくんと交わした




『あれをさ、』




約束を




『叶えてみたいじゃん』




叶えるための




『だから、1回離れてみよう？
お互いに離れてレベルアップしよ？』



1歩だ。




『離れてても、えーたくんは俺の大事な大事な幼馴染だし。ずっとずっと大好きだよ。』




影汰「…おれも。」




『へへ、じゃあさ。約束！しとこ？』



影汰「……。長い休みの時は来てくれる？」



『もちろん！』



影汰「…いっぱい連絡してもいい？」



『当たり前！！』



影汰「忘れたり…嫌いになったり…しない？」



『ぜっっったい！しないよ！！！


だからさ、俺と約束しよ。


サッカー続けて、また会う時に一緒にやろ！


その時にまたいっぱいえーたくんと一緒にいるから！』



影汰「…うん、約束、だからね！！

…我慢する。だから、引っ越すまでずっと一緒にいて…。」



『へへ！当たり前じゃん！！』














『あ、えーたくんにこれ渡しとく。

俺のスマホの連絡先！

ちなみに両親以外はえーたくんが初めて！』ﾄﾞﾔ


影汰「え、やったぁ！！！」

続いて欲しい日々は長くは続かないもんだ。→←幼馴染のあの子は。

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