周りと違って何が悪い【wrwrd!】 (ページ10)

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☆ ページ10

フードの男性に案内された部屋には何10人…じゃないか、10何人の男性がいた。

まぁ、特徴としては美形の人ばかりだということ。

楽園か？？？？最高か？？？

恐らく今の俺の顔はかなりのスン顔だろう。(( ˙-˙)←こーゆー顔)

さすがにこれ以上の変人にはなりたくない。

しかし…、何故こんなにも美形多いんだ？？もうここ出たくないんだが？？？貢いでたいんだが？？？

…あ、俺に手刀食らわした彼いるわ。

「…来てくれてありがとう」

『いや、まぁ拒否したところでって話ですし…』

恐らくここのボスみたいな立場なのだろう、金髪で碧眼、眼鏡の人。多少たどたどしいのはまぁこの世界だからだろう。

チラチラと俺に手刀を食らわした彼を見ながらボスらしき人の話を聞く。

…手刀食らわしたのは明るめの茶髪に豚のピンバッジ？のついたニット帽を被っている彼。

…？？？夏にニット帽？？？暑くないか？？

いや、それよりもあのニット帽…、ピンバッジ…、見覚えがある。

渡した人って、確か…

『シャオ君…？』ﾎﾞｿｯ

「…という訳だが、聞いていたか？」

『あ、いえ！はい！！』

自分の世界に入り込んでいる間に話は終わってしまったようだ。…正直訳分からん。

「…どっちだ？」

『聞いてませんでした』

「っふははは。肝が座っているな、君は」

『ははは…。これしか取り柄ないですし…』

…笑顔クソ綺麗っ！！！！！

とか頭の片隅で思いながらもう一度話してくれた内容をまとめた。

優しいじゃん…。

・ここは我々組(という裏社会の方々の住む屋敷らしい)

・ここに連れてきたのは幹部数名が俺の名前を出したから

・情報漏洩を防ぐために念の為ここで匿う

・会社は辞めさせた

との事。

なんでこんなに好待遇？？？

「…して、君に質問だ。君をここに連れてきたのはあそこにいるニット帽の彼だ。詳しく関係性を教えて欲しい」

…疑問形じゃないのね。強制か。仕方あるまい…。

『そうですね。…彼が、昔俺と遊んでくれていたシャオロン君なら友達ですよ。俺の命よりも大切な、ね』