周りと違って何が悪い【wrwrd!】 (ページ7)

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☆ ページ7

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目が覚めると和室の布団の中にいた。

かなりいい手刀が入ったのかまだジクジクと首筋が痛んでいた。

『…どこだよ、ここ』

いや、恐らくも何も俺に手刀食らわした人の家か何かなのだろうけど。

何故俺なんだ？？？なんで俺はここにいる？？？

太陽の位置からして既に会社は遅刻。てか大遅刻。

それにもかかわらず落ち着いていられるのは、きっと前世のおかげだろう。

…よくサボってたしな。うん。

和室から見える庭？の景色。…めちゃくちゃいい屋敷なんだな。

ここから抜け出そうにも絶対無理だと嫌でも分かる。

前世(前)は負け戦だとしても突っかかっていってたな、なんて過去を振り返る(現実逃避する)。

あの手刀からしてかなりの手練なのは分かっている。

それにこの和室だけでもかなりの広さなのだから屋敷自体はもっと大きいだろう。1人で住むには大きすぎる。大人数いると考えた方が自然だ。

つまり、俺はここから抜け出そうとしたところで捕えられるのがオチ。何もせずにいた方が安全。

…冷静でいられるのはやはり前世(前)に逆恨みしてきたチームに攫われたことが何度もあったからだろうな。

今更何も思うまい。

攫われたからなんだって言うんだ。俺のチームは強い、信じない方が失礼だってもんだ。

まぁ、今の俺にチームも仲間もダチすらも居ないのだけれど。