周りと違って何が悪い【wrwrd!】 (ページ6)

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コンビニに入り用を足しておにぎりとお茶を買った。

イートインスペースで食べて余ったお茶は鞄の中にねじ込んだ。

さすがにそろそろ帰らないとな…、もう1時になっちまったし。

…まぁ…ストーカー？がいるだろうけど、遠いしいいか。

ワンチャン家はバレてんだろうけど。

コンビニを出て家までゆったり歩く。

どうせ寝ないし…てか寝たら遅刻するし、いっその事時間潰してた方がいいだろ。

とかぼうっと考えて歩いてたからいけなかったんだな。

恐らく着いて来ていた人が「ごめん」って言いながら俺に手刀食らわした。

俺は失われていく意識の中、手刀を食らわしてきた人を見ようと身を捩ると涙目で俺を見つめる男が見えた。

なんで涙目なんだよ……。

…そこで俺は意識を落とした。

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？？-side

Aがコンビニに入った。どうやら飯を食べるようだ。

数十分待てば出てきた。

すると、今度は家への道を歩いた。

…帰ってまう。

そう思ったら行動していた。

気がついたらAに手刀を食らわしていた。

その事実に…俺は苦しくなった。

あの時Aに救われたのに、俺はこういうことしか出来ないのだと、こういうことでしか行動出来なくなっていたのだと嫌でもいつも以上に身に染みた。

Aが身を捩り、こちらを見た。

…見られただろう。

それには動揺はしなかった。

ただ自分のした事に対して動揺した。

…数分後、呼吸を整え気を取り直す。

周りに誰もいなかったのが救いだった。

俺はAを背負い俺らの組への道を急いだ。

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ー補足ー

？？さんは自分が「ごめん」と言ったことに気がついてません。手刀をした時の記憶が無いです。