周りと違って何が悪い【wrwrd!】 (ページ4)

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☆ ページ4

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『…相変わらず美形はいねぇのかよ』

前世の記憶を持って生まれてから早23年。

僕は今日も今日とてハゲた…じゃなかった、蓮田センパイに仕事を押付け…じゃなかった、任された。

帰るのはいつも大体23時。

23時30まで営業のジムが会社の傍にあるからそこは救いだと思う。

…じゃないんだよ！！

出会い運は中学までで終わりか？！？中学までは美形と会えてただろうが！！！

ハゲ←「これ直しといてね」

『…はい！』

なんでだよ！！！お前が直せよ！！！！！俺に回してくんな！！！！

お前のやったやつだろ！！！！こっち来んなハゲ！！！！！

と脳内で愚痴りながら仕事をこなす俺優秀()

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ようやく仕事が終わり時計を見ると24時になる５分前。

あ、無理。ジム閉まったじゃん。

…ハゲを脳内でボコして帰るとするか。

会社を出て帰路につく。

夜道は暗い。

街灯も多いわけではないし、道も狭め、路地は多いし空気は悪い。

怖い訳では無いけれど周りは気にする。

前世なんかよく真夜中で歩いてたし怖くないんだけど不意打ちされることはあったからそこは注意したい。

『…アイツらどこいんのかな』

ふと中学までで出会った美形くん達に会いたくなった。

俺のオアシスだった子達。

今じゃいい歳でしょ。俺の何歳か上だったはずだし。

どこいんだろーな。