☆→★ ページ28
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所詮誕生日席と言われるような場所にボスの人が座り俺の方には、まぁ、シマ君鬱君シャオ君ショッピの4人が俺の隣に座ろうと争ってる。
え、なに。私のために争わないで〜！って言えばいいの？？
柄じゃないよ？？どっちかって言えば腕っぷしで黙らす方だからね？やらないよ。
「…そこ、さっさと座れ」
ボスの人にそう言われても聞こえてないのか争い続けてる4人に呆れて俺は席を立つ。
『俺がいて争うんなら部屋に戻る。飯は勝手にしてくれ』
そう一言言って大広間を出て与えられた自室に向かう。
あぁ、荒れそうだなぁ。
部屋に入りタブレットを取り出して様々な情報を検索する。何事も常に新たな情報を取り入れてないとね。
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no-side
「…おい、そろそろやめろ」
「「「グルッペン／さん はだまってて／ください！！」」」
Aが部屋に戻って数分、コネシマ、鬱、シャオロン、ショッピはまだ争っていた。
ボス…基グルッペン･フューラーが声を掛けたにも関わらず辞める気配は微塵もなかった。まぁ、Aが居ないことに気づいていないのだろう。
「あのさぁ、お前らもうアイツおらんぞ？」
ut「え！？」
kn「あ！！ほんまや！！！」
sha「一緒に飯食うって言うたんに！！」
shp「A！！なんで居らんの！！？」
周りに比べて背の低い情報系統担当のロボロの声に三者三様…いや、四者四様の反応をする4人。
そこにグルッペンの右腕的存在のトントンが一声。
tn「はぁ…、さっさと座れ。夕食が食えんやろ」
その声に4人は悔しそうな顔しつつも各々適当な場所に座った。
その後何も起こらず食事を終えた4人はトントンに書類の追加を言い渡され、文句を垂れつつも渋々受けとり作業に移った。
4人以外の幹部はAの存在に違和感を感じながらも各々作業に取り掛かった。
まぁ、察するとは思うがAに夕食は与えられなかった。
『腹が減ったなあ…』
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作者名：白川 | 作成日時：2023年12月25日 14時
