周りと違って何が悪い【wrwrd!】 (ページ13)

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sha-side

しばらくすると先生達から違反ではないかと抗議があったがAは…

『怪我人を運んじゃいけないってルールなかったでしょ、それに俺はあくまで一緒に走ってただけでルール違反じゃないでしょ。違反を取りたいならルールに入れとけよ。そんなルールあっても意味ないから入れれないだろうけどさ』

と反論してた。

俺が見ているのに気づいたのか、こちらを振り返ってふわりと笑って言った。

『俺は、俺の正義を貫くだけだ』

その言葉が妙に心に響いた。

その後控え席に戻り昼食を食べようと弁当箱を開けたら目の前で急に弁当箱がひっくり返された。

ひっくり返したやつの方を見るとニヤニヤと笑っていた。

sha「…は？」

「昼飯、いらねーだろ？」

…っ、なんで…。

『…お前もいらねーわけだな』

突然女子の声が聞こえたかと思えばニヤニヤと笑っていたやつの弁当箱がひっくり返された。

「っあ″あ″？！」

『人にやるくらいなら自分もいらねーんだろ？』

そう言ったかと思えばAは俺の荷物を持って手を引っ張っていった。

sha「…な？！」

『あんなとこいたら辛いだろ。早くこっち来い、誰も知らねーと思うから。あと、あーゆーのサボっても問題ない』

こいつ何言ってんだとは思ったけど、そんな思いに反して俺の足は引っ張られる方へ動いていた。