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「……目黒？これやめない？」
「んー？」
「だから、これやめ……え、やばいよこの人！」
何かが襲ってきそうな静かなシーンに耐えられなくなった翔太くんが早口で話しかけてくる。
画面には、何者かの気配を感じてゆっくりと後ろを振り返る男性。
うわー、ホラーっぽい。
翔太くんは、咄嗟に掴んだクッションで画面を隠している。
「大丈夫、どうせ猫だよ」
俺がそう言ったら、翔太くんの警戒もとけたらしく、彼は一度クッションを置いた。
でも。
『……なんだ、ただの猫か』
画面の男性が安心したようにそう言うと、猫が謎の表情で男性の足元に近寄った。
でも、普通の映画なら、こういうシーンの猫はすぐどこかにいなくなるはず……
『どうした？』
男性はその怪しさに気付いていないのか、なんとしゃがんで猫を撫で始める。
「ねえ、もうこれ絶対ダメなやつ」
「うわ、やばそう」
楽しい。このドキドキ感久しぶりかも。
翔太くんは再びクッションという名の盾を装備しつつ、気になるのか画面を少しだけ見ている。
すると、
その猫が狙いを定めて男性の腕に噛み付く。
それと同時に大きな雷が落ちた。
「うわ！ちょっと待って！やだ！」
これでもかと鳴り響く低音のBGM。
血まみれになっていく男性の、痛そうな表情だけがどこか生き生きとしていてリアリティを増している。
「痛いって、ねえ……ちょっとこれ見るのやめよ」
「何回言うんすか」
「俺諦めてないもん」
「なんかかっこいい」
「そういうことじゃなくて！」
===
てなわけで、書ききってないのであとはご想像にお任せします！
私的には、結局最後まで付き合わされてる感じかな？笑笑
またのんびり更新します！
こころ
続く
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作者名：こころ | 作成日時：2020年3月6日 18時
