お申し出。 ページ9
イギリスside
紅茶のカップを下ろしてため息をついた俺に、いつの間にか何故か隣に座っていたスペインに話しかけられる。
「なぁイギリス。俺今日お前ん家行ってもええ?」
「なんでだよ」
突然の申し出に軽くビビる。
「だって今日…あれやろ。Aちゃんの命日。」
「そうか。お前は知ってたな。」
「なん、忘れてたん?よう親分とAちゃん取り合いしてたやん」
「してねぇよ!Aは最初から最後まで俺の女だったわ!勝手に捏造してんじゃねぇよ」
「……よかったわ。そんだけ叫ぶ元気あるんやったら大丈夫やろ。…柄にもなくフランスの奴が気にしてたで?…あ、これ内緒な」
ちっ、気づいてやがったのかよ。
俺はもう一度ため息をついて、スペインに
「来るなら来いよ。」
と言ってすっかり冷めてしまった紅茶を飲み干した。
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かみきれ(プロフ) - めっちゃ好きです。作者様、神すぎます! (2023年4月14日 6時) (レス) @page22 id: 1778223a4a (このIDを非表示/違反報告)
キル・桜鬼乱(プロフ) - いぎさん一途ですね(笑)かわいいです (2017年10月27日 22時) (レス) id: 6c90db0fc9 (このIDを非表示/違反報告)
レータ(プロフ) - 若城みやのさん» ありがとうございます!!!めちゃくちゃ嬉しいです(><)まだまだな所沢山ありますが、これからもこの小説をよろしくお願いします! (2017年10月1日 11時) (レス) id: 98a20cbe5d (このIDを非表示/違反報告)
若城みやの(プロフ) - 簡潔に言います。この作品スゲェー好きです (2017年10月1日 1時) (レス) id: aa2eff3fe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レータ | 作成日時:2017年9月14日 21時