介抱２６−円堂の場合− ページ26
「円堂!!」
『おお!!久しぶりだなA！』
「久しぶり!!夏美と結婚したんだって？おめでとう!!…行きたかったなぁ…結婚式。」
今日はジャパンのメンバーでの飲み会。
夏美は用事があって来れていない。
「丁度海外の仕事入っててさ…」
『そうだったのか！それじゃあしょうがないよなぁ…』
実を言うとここだけの話、幼馴染であるAは俺の初恋だったりする。
「円堂？どしたのぼーっとして」
『あ、あぁ悪い…。なんでもない！』
「そっか」
にこにこしながら俺の隣でカクテルを飲むA。
もうAに対してそういう感情は全く残っていないけど、あの思いを伝えないまま月日が過ぎたのは心残りだった。
「ぷっはー!!ここめっちゃお酒美味しいね！」
『だろ!?鬼道のグループの店だからな！』
「あ、そうだったんだ！道理で美味しいわけだ！」
しばらく飲んでいると、Aは飲み過ぎてしまったのか眠そうにしていた。
『A？眠いんだったら寝ていいぞ？』
「ん…そーする…。15分経ったら起こしてくれる？」
『あぁ！』
Aはあっという間に寝息を立て始めた。
「ん…えんど…う…」
寝言で呼ばれるなんて、昔の俺が聞いたら大喜びだろうな、なんて思いながらAを見ていた。
「円堂……大好き…だったよ…」
思わずグラスを落としかける。
『!?』
瞬間、Aの目から一筋の涙がこぼれ落ちた。
『Aっ』
約束の15分にはまだ5分あったけど、Aを起こさずにはいられなかった。
「ん…？どうしたの…」
『あ…いや…その』
「ねぇ円堂。」
真剣な目で見つめられて少し焦る。
「私…さ、好きだったんだ。円堂のこと。…風丸と３人で駆け回ってた時から。何に対しても真剣で、サッカーが大好きで、毎日特訓に励む円堂が。結婚したって聞いた時はびっくりした。思わず持ってたお気に入りのカップ落としちゃう所だったんだから…。」
静かに涙を落としながら話すA。
夏美と結婚したことに後悔は一切無いけど、もしあの時伝えていれば違った今があったのかもしれないと思った。
『俺…全然知らなくて…その』
「何申し訳なさそうな顔してるの？…私、夏美との結婚、心からおめでとうって思ってる。………でも、一つだけお願いがあるの。」
『なんだ？』
「私、今日はやけ酒する。家までちゃんと送ってくれる？」
.
「お幸せに。」
『…ありがとな』
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ゆーみやン＠JustinB好き(プロフ) - ヒートくんのを見たんですが、ちょうど誕生日まで6日だったので見てて嬉しかったです…！これからも応援してます！ (2018年2月6日 3時) (
レス) id: cef1a7a657 (このIDを非表示/違反報告)
緑川リュウジ - リクです。風魔を追加してください！お願いします！ (2018年1月21日 22時) (レス) id: eb90e6aa4a (このIDを非表示/違反報告)
レータ(プロフ) - 篝火―かがりび―さん» わあああありがとうございます!!頑張りますこれからもどうぞよろしくお願いします…っ!! (2017年12月20日 21時) (レス) id: 98a20cbe5d (このIDを非表示/違反報告)
篝火―かがりび―(プロフ) - 続き楽しみにしてました！合格おめでとうございます！これからも更新頑張ってください(^^) (2017年12月19日 18時) (レス) id: ef5ed683e1 (このIDを非表示/違反報告)
レータ(プロフ) - 菜の花さん» ありがとうございます!!!長い間何も言わずに止めてて申し訳ないです…。頑張ります!!これからもよろしくお願いします!! (2017年12月14日 19時) (レス) id: 98a20cbe5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レータ | 作成日時：2017年8月21日 0時
