介抱２２−ヒートの場合− ページ22
「何怖い顔してるのさ。せっかくのイケメンが台無しだぞー？」
俺の顔を覗き込むようにして聞いてきたのはお日さま園での馴染みであり、嫁であるA。
Aの誕生日何するかを考えてたなんて言えるはずもなく、俺は軽く微笑んで
『何でもない。』
と言った。
Aの誕生日まであと６日。
それまでに考えないと。
「何があったか知らないけどこういう時はお酒でも飲んで楽しくやろう!!」
『Aが飲みたいだけじゃないのか？』
「むっ、失礼な！茂人のためを思って言ってるのに！まぁお酒は飲みたいけど！」
『まぁいいか』
俺が肯定の意を示すとAは嬉しそうに冷蔵庫へ駆けていく。
戻ってきたAの手には何本もの缶が抱えられていた。
『何本持ってきたんだよ』
「んっとね、あるだけ持ってきた!!」
無邪気に笑うAを見て笑い、１本受け取って開けた。
ぷしゅっと音を立てて開けられる缶から放たれるアルコールの香りが鼻をくすぐる。
俺はそのまま半分ほど飲んで机に置いた。
隣ではAが次々と缶を開けていく。
５本目を過ぎたあたりで止めようと手を伸ばすとぱしんと叩かれてしまった。
「だめー！まだ飲むの！」
『全く、何本目なんだ？そろそろやめろ。』
「むぅ…」
ふてくされるA。
未開封の缶を冷蔵庫に戻してからAの所へ行くと机に伏せて寝ていた。
『仕方ないな…』
抱えあげて寝室へ運ぶ。
軽いAの体をベッドに下ろすとシャンプーの甘い香りが漂った。
『…』
俺は無性にAを抱きしめたくなって、Aの隣に潜り込んだ。
「ん、んぅ…」
優しく抱きしめると小さく声を上げたAの体を更に自分に寄せて、潤ったAの柔らかい唇に軽くキスをした。
『おやすみ』
俺はイタズラでも仕掛けようかと思ったけど、今日は大人しく寝ることにした。
『愛してる、A』
．
「(起きてました、なんて言えないよ……)」
−−−−−−−−−−−−−−−−−
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ゆーみやン＠JustinB好き(プロフ) - ヒートくんのを見たんですが、ちょうど誕生日まで6日だったので見てて嬉しかったです…！これからも応援してます！ (2018年2月6日 3時) (
レス) id: cef1a7a657 (このIDを非表示/違反報告)
緑川リュウジ - リクです。風魔を追加してください！お願いします！ (2018年1月21日 22時) (レス) id: eb90e6aa4a (このIDを非表示/違反報告)
レータ(プロフ) - 篝火―かがりび―さん» わあああありがとうございます!!頑張りますこれからもどうぞよろしくお願いします…っ!! (2017年12月20日 21時) (レス) id: 98a20cbe5d (このIDを非表示/違反報告)
篝火―かがりび―(プロフ) - 続き楽しみにしてました！合格おめでとうございます！これからも更新頑張ってください(^^) (2017年12月19日 18時) (レス) id: ef5ed683e1 (このIDを非表示/違反報告)
レータ(プロフ) - 菜の花さん» ありがとうございます!!!長い間何も言わずに止めてて申し訳ないです…。頑張ります!!これからもよろしくお願いします!! (2017年12月14日 19時) (レス) id: 98a20cbe5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レータ | 作成日時：2017年8月21日 0時
