介抱１９−バダップの場合− ページ19
20XX年、12月24日、王牙学園総帥室。
サッカーを排除する為に過去に介入し、逆に円堂守にサッカーの素晴らしさを説かれてから早７年。
あの後ヒビキ提督は過去へ違法に飛んだ罪を問われ、王牙学園から追放された。
子供だった俺たちに責任は課されず日常が戻り、それから数年の後に俺は軍事指揮官となったエスカバや軍事教育者となったミストレとは異なり、王牙学園の総帥となった。
俺は総帥となってからサッカーを通じた教育を理念に運営を続けた。
「バダップさん、お疲れ様です。何かお飲み物でも？」
静かに俺に近づき声をかけるのは婚約者であるA。
『いや…構わん。もう仕事は終了した。外で済ませよう。』
「わかりました。どちらへ？」
『君の好きにするがいい。』
「私はそのような場所に詳しくありません。バダップさんについて行きます」
『了解した。』
微笑みを絶やさないAの腕を慣れない動作で引く。
そしてある１軒の店に入った。
客はあまりいない厳かな雰囲気の静かな店内。
カウンターに２人で座り、注文をした。
「私、お酒はあまり強くなくて…。」
申し訳なさそうに言うAの頭に手を置き、気にするなと言うとAは頬を赤らめる。
「少しだけ、飲んでもよろしいでしょうか…」
『構わん。潰れたとしても連れて帰ることなど容易い。』
「相変わらず頼もしいです…」
ふふ、と笑ったAはどんなものより美しかった。
「ぁ…う…。やはり…慣れないことは…するべきではありません…ね」
たった１杯の酒で真っ赤に酔ったAは眉を下げて謝る。
『…』
無言で抱き上げるとAは更に赤くなって俺の胸元を握り、目を瞑った。
家に着き、電気を付けてそっとAをベッドに下ろす。
「すみません…。」
『俺のことを気にする必要は無い。』
「ありがとうございます…」
困ったように、照れたように笑った後Aはふっと表情を変えた。
「バダップさん…我が儘１つよろしいでしょうか？」
離せないその眼差しに俺は頷いた。
「あの…、キス、して頂けませんか？」
俺はそっと、Aの唇を味わった。
．
「我が儘を叶えてくださって…私幸せです」
『その程度のこと、いつでも叶えてやろう』
「今日はクリスマスイブです…。素敵なプレゼントでした」
『ほう…。今日だけで満足か』
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ゆーみやン＠JustinB好き(プロフ) - ヒートくんのを見たんですが、ちょうど誕生日まで6日だったので見てて嬉しかったです…！これからも応援してます！ (2018年2月6日 3時) (
レス) id: cef1a7a657 (このIDを非表示/違反報告)
緑川リュウジ - リクです。風魔を追加してください！お願いします！ (2018年1月21日 22時) (レス) id: eb90e6aa4a (このIDを非表示/違反報告)
レータ(プロフ) - 篝火―かがりび―さん» わあああありがとうございます!!頑張りますこれからもどうぞよろしくお願いします…っ!! (2017年12月20日 21時) (レス) id: 98a20cbe5d (このIDを非表示/違反報告)
篝火―かがりび―(プロフ) - 続き楽しみにしてました！合格おめでとうございます！これからも更新頑張ってください(^^) (2017年12月19日 18時) (レス) id: ef5ed683e1 (このIDを非表示/違反報告)
レータ(プロフ) - 菜の花さん» ありがとうございます!!!長い間何も言わずに止めてて申し訳ないです…。頑張ります!!これからもよろしくお願いします!! (2017年12月14日 19時) (レス) id: 98a20cbe5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レータ | 作成日時：2017年8月21日 0時
