介抱１２−虎丸の場合− ページ12
「豪炎寺！飲めよ！」
そう言ってずっと豪炎寺さんに絡むのは俺が密かに想いを寄せているAさん。
既にだいぶ酔っているようで頬は赤く、目はとろんとしている。
革命が先週終わったばかりの今日は元イナズマジャパンのメンバーで飲み会。
俺と豪炎寺さんが隣に座っているとAさんが間に割り込んで来たのだ。
『Aさん俺にも構ってくださいよー！』
そう言うと
「もー虎丸はほんと可愛いなぁ！よしよし」
なんて言いながら俺の頭を撫でる。
いつまでも俺を子供扱いしてくるAさん。
『いつまで俺を子供扱いするんですか！俺もう22ですよ！』
抗議をするとAさんは目を丸くする。
「あっはっは！そっか22かぁー。はっやいねぇ！」
『俺だって大人ですよ！』
「そーだねぇ、私をちょっとでもドキッとさせられたら大人って認めてあげよう！」
『なーに馬鹿なこと言ってるんですか！酔いすぎですよ！』
冷静に返しながら、俺の心拍数は上がっていた。
しばらく３人で飲んでいるとAさんが、ラストスパート！なんて言いながら度数の高いものを飲み始め、終いには寝てしまった。
『Aさーん！起きてくださいよ！もう皆帰っちゃいますよー!?』
全く返事がない。
すると豪炎寺さんが'仕方ない。俺が連れて帰る。'と言い出した。
俺はどうしてもAさんを渡したくなくて
『俺が連れて帰ります。』
と言ってしまった。
意外にも豪炎寺さんはすんなりと俺にその仕事を譲ってくれた。
家に着いてAさんを寝かせる。
ハラリと滑る髪に思わずドキリとしてしまった。
『絶対豪炎寺さんには渡さない…。』
ぽつりと呟いてシャワーを浴びに行く。
浴びて戻ってくるとAさんは起きていた。
「あれ？虎丸？…あ、ここ虎丸ん家？」
『呑気ですね…。俺の家ですよ。』
「ごっめんなぁー迷惑かけちゃったわ！」
『……』
「ん？どした？」
無言でAさんを見つめ、そのまま押し倒す。
目の前にはAさんの困った顔。
「虎丸…？」
『俺は子供じゃないんです。言いましたよね、俺』
「でも…」
『好きな人が酔って自分の家にいるんです。…我慢しようと思ってましたけど、Aさんがそんな態度なら無理にでもやることやりますよ？』
言ってから、やっちゃったと思った。
するとAさんからは驚きの一言が吐かれた。
「……なーんだ。同じ気持ちだったんだね」
．
「負けたよ。大人って認めてあげよう。」
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ゆーみやン＠JustinB好き(プロフ) - ヒートくんのを見たんですが、ちょうど誕生日まで6日だったので見てて嬉しかったです…！これからも応援してます！ (2018年2月6日 3時) (
レス) id: cef1a7a657 (このIDを非表示/違反報告)
緑川リュウジ - リクです。風魔を追加してください！お願いします！ (2018年1月21日 22時) (レス) id: eb90e6aa4a (このIDを非表示/違反報告)
レータ(プロフ) - 篝火―かがりび―さん» わあああありがとうございます!!頑張りますこれからもどうぞよろしくお願いします…っ!! (2017年12月20日 21時) (レス) id: 98a20cbe5d (このIDを非表示/違反報告)
篝火―かがりび―(プロフ) - 続き楽しみにしてました！合格おめでとうございます！これからも更新頑張ってください(^^) (2017年12月19日 18時) (レス) id: ef5ed683e1 (このIDを非表示/違反報告)
レータ(プロフ) - 菜の花さん» ありがとうございます!!!長い間何も言わずに止めてて申し訳ないです…。頑張ります!!これからもよろしくお願いします!! (2017年12月14日 19時) (レス) id: 98a20cbe5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レータ | 作成日時：2017年8月21日 0時
