緊張。 ページ5
.
.
.
.
.
5人が来てから結構な時間が経った。...俺にとってだけど。
結構な人数がいるせいか、Aさんとうまく話せない...
「それで---が、-----なんです！」
「へぇ、そうなんだ... ... ...」
「Aさん、どうかしました？」
「あぁ...うん、何でもない...」
どうしたことか、さっきより元気がない。
Aさん自身結構話すのが好きなのに...表情が少し固くなっているような気がしている
「...狩屋、Aさんは疲れてきてるんじゃないのか」
剣城君が小声でぼそっと俺に問いかける。
...そう考えると、そうかもしれない。かれこれ何時間話してるわけだし。
本人もお兄さんから経験してる、とのこと。
「あー...皆さ」
「どうしました？」
俺の問い掛けに真っ先に反応したのは輝君。
それに合わせて天馬君や信助君、葵ちゃんと俺に視線を向け始める。
Aさんも微かではあるが、目をこちらに向けてくれた。
「Aさん仮にも病人だし...もう結構疲れてると思うからさ。
今日はここで御終い。また今度にしてよ」
えー、と不服そうにする三人。ちょっと背筋に冷や汗が滴った気がする。
Aさんも少し驚いているようで、[気にしなくていいのに]となだめた。
「うーん、でも確かにそうですよね。ちょっと長居してしまった気もします」
大人びた輝君の言葉に、三人がピタリ。同級生とは思えねえ。
それに合わせて剣城君が何とか論してくれる。ホントこの二人連れてきて良かった。
剣城君に輝君が参戦したあたりで、Aさんがそっと俺の裾を引く。
「...ごめん、久しぶりだから結構疲れちゃって」
「いいですよ、気づけなくてすいません」
「私自身もっと話したかったんだけど...マサキ君の時とはやっぱ違うよね」
バレないように、くたっと俺に寄りかかる。よく見ると首筋辺りが汗で濡れている。
緊張してた...んだろうな。そういや相手は初対面だし。
葵ちゃんとか天馬君四六時中テンション高いしな...
「私、Aさんにまた会いに来てもいいですか！？」
「うん、また遊びにおいでよ。葵ちゃんともっと話したいからさ」
その言葉で[やっぱもっと居たいー！]と、だだを捏ねる葵ちゃんを剣城くんに任せ。
五人を玄関まで見送り、俺も一息つくことが出来た。
***
文が変ですごめんなさい
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 17人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜月桜 - な、泣ける。・゜・(ノД`)・゜・。 小説でこんなに感動したことないです(>_<) (2017年3月29日 20時) (
レス) id: 889de71093 (このIDを非表示/違反報告)
佐奈(プロフ) - Mmさん» こちらこそよろしくお願いします！よろしかったら他作品もよろしくお願い致します。 (2015年1月3日 20時) (レス) id: 2725121de3 (このIDを非表示/違反報告)
Mm - よろしくお願いします! 更新頑張ってください!! (2015年1月3日 16時) (レス) id: 5a5650f5d4 (このIDを非表示/違反報告)
佐奈(プロフ) - Mmさん» コメントありがとうございます！もうすぐラストなので、この雰囲気を保ちつつ納得がいくエンドをかけるよう頑張りたいです。更新も張り切りますので今後もよろしくお願い致します。 (2015年1月2日 15時) (レス) id: 2725121de3 (このIDを非表示/違反報告)
Mm - すごく良かったです!読んでるとき涙がでてきてもう大変でした笑 更新待ってます＾＾ (2015年1月2日 15時) (レス) id: 5a5650f5d4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：佐奈 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/e2e95d529a1/
作成日時：2014年9月20日 20時
