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するとオスマン様は黙って立ち上がり私の目の前に立ちはだかる。
「オスマンさ…んぅ。」
すると、オスマン様が手に持っていたクッキーを私の口に突っ込んできた。
「…はの？」
os「そんなことあらへんよ。」
「？」
os「…傷が治ったらもいちど俺のところに来て欲しいめぅ！あ、そのクッキーあげるめぅ！」
口に突っ込まれたクッキーを頬張る。甘くて、口の中いっぱいに幸せが広がったような感じがした。
いいな、街の子達はいつもこんな美味しくて幸せになるものを食べているのかな。
でも、彼女たちが幸せならそれでいい。血にまみれた私は、彼女たちを幸せから護る盾となれれば、それでいいんだ。
「…クッキー、ごちそうさまでした。オスマン様、失礼致します。」
os「ん、またな。」
完全に扉を締め切る途中、オスマン様が微かに何かを呟いていたがよく分からないまま扉は閉まった。
zm「A〜!!」
オスマン様の部屋を退出してすぐだった。
遠くから聞こえるは、味方最大の脅威ゾム様の声だった。
zm「聞いたで、怪我したって！お前何しとんねん、明日どうするんや!!」
俺頑張って終わらせたんやぞ!!と泣き、しがみつかれる。ほんとに上官なのだろうか。
「申し訳ありません、私の気が緩んでしまった証拠です。また鍛え直さなければ行けません…。もっと強くならなければ」
すると、ゾム様は少しくもった表情を見せる。
zm「A、お前は女の子なんやからそんなに身体張る必要ないんやで！そりゃあ確かに強くなってくれたら俺も嬉しいけど。
もっと自分を大事にしぃや。」
そう言ってぎこちない手つきで私の頭を撫でてくださる。
その手つきが不器用ながらも優しくて、どこか、心地よかった。
そういえば、幹部の皆様はいつも私を"女の子"として扱ってくださることに気がついた。
どうしてなのだろう。他の奴らはみんな『女』、『バケモノ』として見てくるし扱ってくるのに。
ゾム「ま、ええわ。お前の復帰が最優先やしな！終わったらすぐに教えろよ!!」
そう言ってゾム様は、ブンブン腕をふってその場を後にしていった…。
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あまね(プロフ) - 神でしょ！ (10月2日 22時) (
レス) @page38 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ノノルア(プロフ) - 初コメ失礼します！完結おめでとうございます！とっとってもおもしろくてまた読みたいなと思える作品でした！素敵な作品をありがとうございました！ (6月18日 13時) (レス) @page38 id: 3a2fea500c (このIDを非表示/違反報告)
ユキシラ(プロフ) - 初コメ失礼します！完結おめでとうございます！！すごく感動しました！素敵な作品ありがとうございました！ (2023年2月18日 20時) (レス) @page38 id: bf38fda11f (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - 完結おめでとうございます！本当に最高でした！ (2023年2月18日 19時) (レス) @page38 id: d6f8a4c568 (このIDを非表示/違反報告)
オタクnowだ！(プロフ) - マンちゃんｶﾜ(・∀・)ｲｲ!! (2022年12月23日 17時) (レス) id: e80884ff4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CLEAR | 作成日時：2022年11月28日 17時
