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「もはや、いまこうして、はな、せてることが、奇跡なんです…。」
shp「A!!今枷を外すから…」
ショッピがそう言ってこちらに向かってくる。
今にも城内は崩れそうだった。
「ショッピさん、結構です。この枷は、解除仕組みがありません…。取り付けられれば最後、死ぬまで外されることは、ありませ…。」
os「なにゆうてんねん、お前も一緒に我々国へ帰るんや…!!!!!」
ドォォォオン!!!!!ドォォォオ!!!!!
城内のあちこちで爆発音が聞こえる、もう長くない。恐らくクレアたちは自分たちが死んだ時自ら諸共殺せるように爆弾と連動させていたのだろう。
「オスマン、聞いてください…」
os「クッソ!なんやこの手錠、はずれへん!!」
「オスマン…」
os「Aは生きなきゃいかん!!Aは!!」
「オスマン!!!!!」
オスマンはハッとする。
ボタタタッ___。
大声の反動で血を吐き出す。この程度で吐くくらい、薬の影響でAの身体は弱っていた…。
sha「A…」
「時間がありません。手短に。
私の身体は薬の影響でもう限界です。既に内蔵もボロボロです。この枷が外れることもありません。
この薬は、使った相手の身体の戦闘能力を極限まで高め、最終的に内側から粉々になり、跡形もなく、しにます…。
57回もぶち込まれました。破片も…のこらないでしょう。」
オスマンは放心状態で涙を流しながら聞いていた。
「オスマン、あなたのおかげで、あのひ、たったいちにちだけだったけど、人生でいちばんたのしいひをもらいました。
もらったふくが無駄になってしまったことをゆるして…ください…。
何も返せずにいなくなることを、ゆるして、ください…。
幹部の方々、シャオロンたいちょう、ショッピさんも、ゾムさんも…コネシマたいちょうも、たすけてくれて、ありがとう……。」
ショッピは不服そうな顔をして反論する。
shp「ちょっと諦めがよすぎでは?死なせませんよ、あんたには、生きてもらわないとこっちが迷惑なんです。」
zm「せや!急いで壊せば…」
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あまね(プロフ) - 神でしょ! (10月2日 22時) (レス) @page38 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ノノルア(プロフ) - 初コメ失礼します!完結おめでとうございます!とっとってもおもしろくてまた読みたいなと思える作品でした!素敵な作品をありがとうございました! (6月18日 13時) (レス) @page38 id: 3a2fea500c (このIDを非表示/違反報告)
ユキシラ(プロフ) - 初コメ失礼します!完結おめでとうございます!!すごく感動しました!素敵な作品ありがとうございました! (2023年2月18日 20時) (レス) @page38 id: bf38fda11f (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - 完結おめでとうございます!本当に最高でした! (2023年2月18日 19時) (レス) @page38 id: d6f8a4c568 (このIDを非表示/違反報告)
オタクnowだ!(プロフ) - マンちゃんカワ(・∀・)イイ!! (2022年12月23日 17時) (レス) id: e80884ff4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:CLEAR | 作成日時:2022年11月28日 17時