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来たる土曜、午前9時、門前にて。
os「おはよ、A」
「おはようございます……あの、この服は…。」
そう、Aには事前にオスマンより服が支給されていた。Aが現時点で身にまとっているのは、他でもないヴィクトリアスタイルのメイド服である。
os「この城メイドおらんのに大先生がいつかのためって注文してたヤツ。いやぁ、やっぱAは何着ても似合うな!綺麗やで」
「あ、ありがとうございます…。オスマン様も、その、かっこよくて、素敵だと思います。」
os「あ、それそれ。オスマン様呼び無しね!オスマンってよぶこと!デート終わってからもよろしく、まぁあとはタメで話すめぅ!」
ただでさえ目上の方にタメ口なんてきけない性格なのに無茶がすぎる。Aはあわあわしはじめる。
os「ふはっ、冗談や。オスマン呼びは本気やけど、それ以外は無理せんくてええよ。」
「は、ありがとうございます…えっと……オスマン…?」
Aは無自覚だが身長差的に上目遣いをされたオスマンはあまりの尊さに思考を一瞬停止してしまった。
「えっと、大丈夫ですか?」
os「だ、大丈夫!!!せや、早く行こう!時間は有限や!!!」
若干焦りながらも優しく丁寧なエスコートに今度はAがキョドってしまう。
os「(あぁ、愛おしい。俺はこの子さえいれば何もいらない。この子に女の子らしい人生を、経験をさせてあげられるなら)」
少し歩けばすぐに街に着く。まずは服の調達ということで、オスマンが事前にAに似合う服を取り扱ってるお店に入店する。
os「これもええな!この組み合わせなら、春先でも暖かそうやし何より洒落とる!はぁ…Aは何着ても似合うわ、Aはこんな服がええとかある?」
「へ?わ、私は服に関してあまり詳しくはないのですが…今オスマンが着せてくれた服は、どれも気に入りました。街にいる彼女たちの1人になれたようで…」
os「…街の女の子に負けない…いや、それ以上にAは可愛いし綺麗だし似合うよ。すみません、これ全部ください!」
「お、オスマン?!?!」
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あまね(プロフ) - 神でしょ! (10月2日 22時) (レス) @page38 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ノノルア(プロフ) - 初コメ失礼します!完結おめでとうございます!とっとってもおもしろくてまた読みたいなと思える作品でした!素敵な作品をありがとうございました! (6月18日 13時) (レス) @page38 id: 3a2fea500c (このIDを非表示/違反報告)
ユキシラ(プロフ) - 初コメ失礼します!完結おめでとうございます!!すごく感動しました!素敵な作品ありがとうございました! (2023年2月18日 20時) (レス) @page38 id: bf38fda11f (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - 完結おめでとうございます!本当に最高でした! (2023年2月18日 19時) (レス) @page38 id: d6f8a4c568 (このIDを非表示/違反報告)
オタクnowだ!(プロフ) - マンちゃんカワ(・∀・)イイ!! (2022年12月23日 17時) (レス) id: e80884ff4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:CLEAR | 作成日時:2022年11月28日 17時