アーティストの私とアイドルの君

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『前にさ、歌詞を作る時に話した事あったじゃん？中学の時から付き合ってた人がいたけど別れちゃって今もまだ未練はあるんだよね。って話』



宇「あー！それ、樹くんだったの？でも、未練があるのになんで振ったのよ」



初めてこの話を聞く人は必ずそういうだろう。



『うん、、最後に樹くんと会ったの3ヶ月前くらいなんだけど その時に樹くん他の女の人とホテル行こうとしてて、、私とたまたま会ったから行くのやめたみたいな感じだったんだよね』





宇「、、私だったらそれでも好きだなあ。」



『、え？』



宇「だってその場でばったり会って他の人とホテル行こうとしてたけど、結局は自分の所に来てくれたんでしょ？それって、その人よりも自分ってことじゃん？
まあ、ホテル行こうとしてたのは嫌だけどさ、、
そうやって 心広く考えてみてもいいんじゃないかな。 私達もそろそろ彼氏とか結婚とかあってもおかしくないんだし、、」




宇野ちゃんはいつもそう。
本当に困ってる時は真摯になって話を聞いてくれて
きっぱりとした自分の意思を伝えてくれる。

そんな宇野ちゃんに何度助けられたことか。



考えてみたら 本当に好きなら
自分が樹くんを変えてあげればいいんじゃないか。
そう思った






『ありがとう。宇野ちゃん、、』



宇「答え出たんだね。良かったよ！」






メンバーって。親友って素敵だな

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