【wrwrd】軍に入ったら幼馴染がいた件-1-

用件済んだのだが… ページ10

翌日


翡翠色(エメラルドグリーン)のカーテンの隙間から差し込む朝日で目が覚めた


そうや、俺は昨日、我々国の軍の幹部になったんやった


とりあえず朝飯を食べに行かないと


持ってきていたスーツケースから黒のVネックTシャツと迷彩柄の軍服のボトムスを出して、それに着替える

(※設定の二枚目の写真のインカムと手袋と腰巻きしてないバージョンだと思って下さい)


てか食堂の場所とか知らないんだが


どないしよ


まぁ適当にぶらついてみるか


遅れたらヤバいらしいけどまだ朝早いし


あ、そういえば昨日訓練場行く途中に中庭あったな


あそこで時間つぶしでもするかな







ここだな


すげぇ、色んな作物がある


確かひとらんが作ってるって言っとったな


手入れが行き届いてるな、生き生きしとるわ


動物の小屋もあるんやな


そういってうさぎ小屋へと足を進めた


ｶﾞﾁｬｯ


もふもふだな


可愛いな


しばらくうさぎを撫でていると


｢ｸｩｰﾝ…｣


ん?狼?


鳴き声のした方を見ると、見覚えのある狼が



『イフリート…?』


そう呟くと、その狼は尻尾を振って頷いた


何でここに…!?


うさぎ小屋から飛び出して狼の前まで行く


『お前、本当にイフリートか?』


｢ｸｩｰﾝ!!｣


イフリートは俺と幼馴染が小さい頃に森で遊んでたときに仲良くなった狼


俺と幼馴染が別々になったとき幼馴染を守るように頼んだんやけどな


『イフリート、アイツは?』


俺がイフリートに問うとイフリートは桜の木の方を向いた


つられて俺も見ると、そこには


｢お、イフリート!先行っとったんやな!!

探しとったんや……ぞ｣


え……


『お前…もしかして……』


『｢ゾム/Aか!?｣』


意外なところで幼馴染もとい探し人と再会を果たしてしまった

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