【wrwrd】軍に入ったら幼馴染がいた件-1-

45分前(兄さんside) ページ43

兄さんside

俺はあんまり、この国に居れない


仕事があるからな


俺は物資調達の他にも、他国にスパイとして潜入したりもする


そして、時々暗殺


今日はペ神のところに用があって一時的に帰ってきた






目的地である医務室に到着


ｺﾝｺﾝｺﾝ


ni｢俺だ｣


sn｢あ、兄さんね、入っていいよ｣


ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ


sn｢俺に用があって一時的に帰ってきたんだよね??｣


ni｢あぁ

暗殺で飲み物に毒を入れるときがあってな

不必要に近づくと、その分危険度が高まる

だから、ライフルの弾の形に毒薬を改良して、遠くから飲み物に毒を盛れるようにしたいんだ｣


ペ神なら簡単だろ


sn｢なるほどね、ええよ、作っとく｣


ni｢恩に着る｣


今日中には作っておくから、というペ神の言葉に軽く返事をし、医務室から出ようと足を進めた






が、足が自然と止まった





出入口に1番近いベッドの上で、眠る彼を見つけてしまったから


sn｢…そっか、兄さんには伝わってなかったのか

Aね、紅国の奴に殺されかけて四日も目を覚まさないんだ｣


ni｢…宣戦布告は??｣


sn｢昨日オスマンが…2ヶ月後に開戦だって｣


そうか…


2ヶ月後は他国で丁度物資調達の真っ最中だろう


ni｢…その時期は、一緒に戦えそうにない…

その分、性能の良い武器を沢山調達してくる

それが俺の出来る最善だ｣


sn｢俺も非戦闘員だからな

戦えはするけど、医務室を開けることなんて出来ないし…

兄さんと同じく、治療という観点から俺の出来る最善を尽くそう｣


幸いか、2ヶ月後に物資調達する国は、ここ周辺で最も物資が豊富なところだ


厳選して、とてもいいヤツを持って帰ってくる


それまで待っててくれ









Aが目を覚ますまで









あと45分

5分前(トントンside)→←1時間半前(シャオロンside)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す