【wrwrd】軍に入ったら幼馴染がいた件-1-

誰が悪いとかない(ロボロside) ページ38

ロボロside

tn｢…ゾムの言う通りや

あんなモニターたくさんあるとこなんて、いるだけでも疲れるのに、それを毎日、しかも寝ないで監視しとったら、そらヘマもするで

けど…だからといってロボロが全部悪いんやない

ロボロの疲れがピークなのに気づかなかった俺らも俺らや｣

ゾムとトントンの発言に、皆が賛同する

でも…

rb｢でも＿＿｢そういうのなしにしないか??｣…え?｣

gr｢誰が悪いとか…なしにしようや

ロボロはこれから人を頼る、疲れがピークなら部下にでも任せる

お前んとこの部下は…この軍の中でも信頼できる奴らばっかやろ??

だから、頼れ

これはたまたま耳に入った話や

お前んとこの部下な、言っとったで


ロボロさん大丈夫かな??

最近また疲れが酷そうだよね

心配で仕方がない

頼ってくれてもいいのにね

頼りないのかも


…お前の知らないところで、お前の心配しとるやつは沢山おるんや

だからこそ、って思うかもしれんけど、逆にそれが、周りを心配させとるんや

だから、頼れ

…お前はもう…ひとりじゃない｣


グルッペンの最後の言葉を聞き、必死に抑えていた涙腺が崩壊する

拭っても拭っても、拭いきれない涙

必死に服の袖で拭いてると

｢そんなにゴシゴシ擦ってまうと、目の周り真っ赤なるで??
これ使いや｣

そう言ってハンカチを差し出してきたのは、意外な奴で



rb｢…お前のハンカチ…なんか不潔そうで。逆に目に悪そうやからええわ、大先生｣

ut｢な、お前!!!こっちは善意でやっとるんやぞ!!!｣

rb｢ふふっ…ありがとう、大先生

…ハンカチ…使ってもええ??｣

ut｢…ぅえ!?お、おん、どーぞお使いください｣


そこからはいつものように、狂犬共が騒ぎ出し、トントンがそれを止める

周りは呆れ、けどどこか、楽しそうにそれらを眺める


そんな中、グルッペンの綺麗なバリトンボイスが会議室内を包み込む


gr｢さて、諸君、本題はここからや｣


威圧感、重量感のある声により、皆の動きが停止する


gr｢…我々の仲間を傷つけたんだ

相手国には、それ相応の罰を下す

次の外交で、正式に宣戦布告をするゾ!!!

異論は??｣


いや、正式な宣戦布告ってなんやねんw


まぁ、異論なんてあるわけないんだよなぁ


gr｢さて諸君、各自、戦争の準備に取り掛かれ

はやくて一週間後に開戦するゾ!!!｣


そのときのグルッペンの目は、まるでおもちゃを見つけた子供のようだ

ぐるっぺん・ふゅーらーくん(5)やね、確実に←



そんなグルッペンを見て、ため息をはくトントンを見て、思わず苦笑した

3時間半前(ひとらんらんside)→←1人のせい？いや、全員が悪い(ゾムside)

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