誘 拐 犯 。@K.Tomohiro

episode 14 ページ14

大毅side




Aと付き合い始めて早2年が経とうとしている。



高校時代、男友達しかいなかったのに何故か告られることが多かった俺は、正直女には困ってなかった。



でも、付き合う人全員、《好き》という気持ちは持てずにいた。



相手からしても、付き合う前のイメージと実際の性格はやっぱり違う訳で。



付いていけない、って全員アッサリ3ヶ月も経たずに向こうから別れを告げられた。



そんな俺が、Aと知り合ったのは忘れもしない、大学生活最初の講義だった。



大「もしもし神ちゃん？ あんさぁ、腹痛いでトイレ入っとるとこ悪いんやけどさぁ、消しゴム2個持ってへん？」

智『はぁぁぁぁ？ シゲ1日目から忘れたん？ 俺持ってへんよ。』


講義室に来て気づいた消しゴムの忘れ物。



頼みの綱の神ちゃんも流石に持ってなくて、頭を抱えていた。



『あの、これ良かったら。』



そこで快く差し出してくれたんがAやった。



たまたま隣の席に座ってただけで、得体の知れない人に文句一つ言わずに貸してくれる優しさ。



今思えば、これが恋の始まりだったのかもしれない。









その後、ここから意気投合した俺、更にトイレから帰った神ちゃんとも仲良くなったAの3人で一緒にいるようになった。



そこに花奈とその彼氏の流星も加わって、今の世にいうゴコイチ状態が出来上がった。



最初は、ホントに友達と同じ感情やった。



せやけど、段々と裏の無い性格とか、飾らない性格の中にチラチラと見える女子力に惹かれていく自分がいて、



気づけば好きになってた。








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お気に入りも70件越えありがとうございます！

自分の妄想を文字に起こすという自己満から始めたので、正直こんなに見てくださるとは思ってなかったです笑笑

これからも頑張りますので、応援宜しくお願いします！

又、この度、学校を卒業して時間ができるので、新作を出そうか迷ってます。

先に言っちゃうと、今回は狂愛モノなので、次は純愛モノにしようと思ってるんですが…

本作《誘 拐 犯 。》の方も早く更新したいし…って所があります。

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まだコメント０件の奴が言うことではないと思うのですが、宜しくお願いします＜(_ _)＞

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