運命。vol.1

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葉月side

「すいません。ありがとうございました。」

「ああ。そうだ。奥平さんと頑張れよ。笑」

「え。」

なんで？ばれてる？

「笑バレバレだよ。」





ふうー。やっと家についた。

臣さん。

怖いと思ったけど、いい人なんだな。

尊敬します。

今度なんかお礼しないと、

服ももらっちゃったし。

trrrr.trrrr.

え。奥平さん。

「はい。黒木です。」

「今、マンションの前にいるんだけど、
話したいことあって。」

「じゃあ、今降りてきますね。」

「ありがと。」

なんだろ。

部屋の鍵だけもって下に降りる。

「奥平さん。」

後ろ姿が見える。

今日もかっこいい。

「ちょっといいかな。」

「へ。あ、はい。」

近くの公園のベンチに座る。

「葉月ちゃん。」

「はい。」

「急だけど。ずっと前から。好きなんだ。付き合ってほしい。」

「え、？あ。あの。」

動揺してしまう。

私も好きですがいえない。

臣さんがとっさに浮かんでしまう。

違う違う。

「、ごめん。返事とかすぐじゃなくていいよ。」

そうじゃない。

そんな顔しないで。

結局。私はみんなを悲しませてしまうんだ。



ソファに寝転ぶ。

ﾋﾟﾛﾝ

志帆)どうだったの〜？

葉月)んー、今度たっぷり話さして。

志帆)らじゃ、言いたくなったらいつでもいってね。

葉月)ありがとね。


ﾋﾟﾛﾝ

広臣さん)奥平さんからお礼の連絡あったよ。

葉月)そうですか。

広臣さん)ん？なんかあったんだ？

葉月)告白していただきました。

広臣さん)よかったじゃん。

葉月)starskyに行った時にお返事させていただく予定です。

広臣さん)おめでとう。

葉月)ありがとうございます。

そっから臣さんから返信はなかった。

臣side

葉月)ありがとうございます。

俺はそのまま携帯を放り投げた、

無性にいらいらしてきた。

俺には関係ねーのに。

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