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「……遅かったね」
『えぇ、まあ』
午後の授業開始3分前に再び婚約者の隣の席に腰を下ろす
クルーウェル先生ったら私が来たのをいい事に薬草150種の分類なんて押し付けて……
エースだったらどうしてたのよ。
「もう少し余裕のある行動を心がけた方がいいんじゃないかい？」
お言葉だけど、貴方が他の女性に現を抜かしていなければ10分前には着席できていたの。
＿＿＿＿なんて言えなくて
今回もまた“以後気をつけるわ”なんて私が全て悪いかの様に片付ける
こんな窮屈な思いをするなら監督生と距離を置いて、と言えばいいのかしら。
そしたら現状よりは多少楽になる＿＿＿訳ないわよね、
……今もこんなに満たされたような表情しちゃって。
余程逢瀬が楽しかったのね
「あぁ、そうだ。頼みがあるんだ」
＊
「それで、お次は補気剤の調合を？」
『……えぇ』
「お忙しい方ですね」
カウンター越しにクツクツと上品に嘲笑うのは今日はドリンクを担当しているらしいジェイド
彼が“ある程度事情を知っている”のはこうやって私が不満を垂れ流しているから
敢えて“相談”と言う単語を使わないのは彼からのアドバイスが全て倫理観の欠片もないせい。
例えば？……知らない方が身のためよ
「最近モストロラウンジをご利用なさる回数が増えましたね」
『文句ばかりで悪かったわね』
「我々の利益になっているのでありがたい限りです」
『…最近多いのよ。こう言うの』
監督生に対して上機嫌で、私には不機嫌で小言ばかり
気を使うことも多く疲労の蓄積も大きい。
もう段々と隣で授業を受けることさえ苦になってきてた。
『……いっそのこと、明日から貴方の隣で授業受けようかしら』
リドルの不本意な扱いよりジェイドの嘲笑の方が気持ち的に楽かもしれない。
『貴方の隣の席の方はどなた？』
「ポムフィオーレ寮の方ですよ」
『……交渉しておくわ』
ヴィルさんの息がかかっていればある程度話はつくだろうし
「いいんです？後方の席に来たらクルーウェル先生が悲しまれるのでは？」
『先生のことは知らないわ』
別に先生のお気に入りと言う訳でもないし。
寧ろ先生から逃げられるなら万々歳よ
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テト(プロフ) - なんか監督生も悪気がないようで､､､あるようで､､､もう！！！夢主ちゃんはジェイドとくっついちゃえ！ (5月7日 2時) (
レス) @page34 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
もも - ジェイド君、リドル君、監督生ちゃん、夢主ちゃんの関係がどのようになっていくか気になりますね。またの更新を心より待ち望んでおります。無理のないようにがんばってください！ (5月6日 20時) (レス) @page34 id: 9438123b46 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ(プロフ) - 椥さん» 興奮が伝わるコメントありがとうございます！笑これからもご期待に添えるよう精進します！ (5月5日 17時) (レス) id: b72455cc3b (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ(プロフ) - 森。さん» 気に入って頂けて嬉しい限りです！！今後も本作品をよろしくお願いします！ (5月5日 17時) (レス) id: b72455cc3b (このIDを非表示/違反報告)
椥 - 連投すみません。間違えました。歳神話ではなく最新話です。興奮しすぎました。 (5月4日 22時) (レス) id: 2a061a5b6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かまぼこ | 作成日時：2023年12月2日 14時
