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「……だとしたらどうなさいます？」
『相変わらず情がないわね。安心なさい、時が来るまで待つわよ』
かつて私と“結婚”まで見据えたあの宝石の行方を知るまでは、どれ程惨い仕打ちを受けようが待つと決めた。
揺らいでばかりの私だけどその決意だけは揺らがせない
「では、貴女が前を向くために次回の錬金術のお話でも致しましょうか」
『……本当に容赦ないわね』
大方クルーウェル先生から“カーディナルにも伝えておけ”とか言われたんでしょうけど、昨日の今日じゃ“前を向く”どころか心をすり減らす一方よ
「……以下はクルーウェル先生からの伝言です」
溜息をつく私の心を見透かしたジェイドはただ淡々と要旨を述べていく
曰く、
次の錬金は予習必須。生成物と手順を事前に調べた上で望まなければならない。
余剰返却は前回同様。そして＿＿＿＿＿
「前回のレポート、並びに余剰返却は次回のレポート提出時に行われます」
『……そう』
ジェイドの言うことが事実ならば、このくだらない騒動は少なくとも1ヶ月以内には方がつくだろう
実習は来週
レポート提出期限は2週間だけれどリドルの余剰欲求を考慮すれば、実習から1週間後にはアレは彼の手にあるはず
それからもう2週間あればアレを何かに変える事はできる
＿＿＿＿随分と濃い1ヶ月になりそうね
「それと。暫くの間お昼休みは準備室に入り浸っていても良い、とクルーウェル先生が」
『……逃げ場を作る代わりに手伝いの生贄になれとでも言うのかしら』
先生もこの学園で生きる人。
無償で逃げ場を提供するような眩い善人ではないし、寧ろ“橋を渡るには通行料が必要だ”とか言う何処かの寮長の精神に近いはず
とは言え、先生の準備室を隠れ家として使わせて貰えるならこの上なくありがたい話ね
あの閉ざされた空間なら、誰かが微笑む姿も楽しそうな声も全て遮断できる。
「……目的はそれだけではないと思いますが」
『もう何でもいいわよ。以前頼まれていた花を届けるついで程度でお邪魔させて貰うわ』
「では僕もお供します」
『いいえ結構よ。リドルが貴方との関係を疑っていると分かった以上、あまり貴方を巻き込みたくないの』
私の容疑を肥大化されるのは誰の為にもならない
私の為にも
ジェイドの為にも
リドルの為にも
「＿＿＿＿＿＿＿、」
『……何か言った？』
「……いいえ」
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テト(プロフ) - なんか監督生も悪気がないようで､､､あるようで､､､もう！！！夢主ちゃんはジェイドとくっついちゃえ！ (5月7日 2時) (
レス) @page34 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
もも - ジェイド君、リドル君、監督生ちゃん、夢主ちゃんの関係がどのようになっていくか気になりますね。またの更新を心より待ち望んでおります。無理のないようにがんばってください！ (5月6日 20時) (レス) @page34 id: 9438123b46 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ(プロフ) - 椥さん» 興奮が伝わるコメントありがとうございます！笑これからもご期待に添えるよう精進します！ (5月5日 17時) (レス) id: b72455cc3b (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ(プロフ) - 森。さん» 気に入って頂けて嬉しい限りです！！今後も本作品をよろしくお願いします！ (5月5日 17時) (レス) id: b72455cc3b (このIDを非表示/違反報告)
椥 - 連投すみません。間違えました。歳神話ではなく最新話です。興奮しすぎました。 (5月4日 22時) (レス) id: 2a061a5b6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かまぼこ | 作成日時：2023年12月2日 14時
