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「……おや」
『ぁ』
3回のノック音の後部屋に入ってきたのは先程話題に上がったばかりの人物、ジェイド・リーチ。
何故こうもタイムリーに現れるのかしら
「魔法薬学の課題提出はこちらのBOXでよろしいですか？」
「あぁ。それとリーチ、次の錬金術の実習はカーディナルと組め」
『ちょっと！？』
私その提案に頷いた訳じゃないのだけれど！？
「Aさんと？僕は構いませんが」
「なら決まりだな」
また悪戯っぽく口角を上げたクルーウェル先生は自分の席へと戻っていく。
「……リドルさんと何かありました？」
『なぜ！？』
「クルーウェル先生があなたのペアを変更したと言う事はあなたのパフォーマンスの低下を気にしているのでしょう。加えてあなたの変化は大体リドルさんが原因ですしね」
あぁもう埋まりたい。
どうしてこうも皆にバレるのかしら。
淑女教育で“どんな変化にも動じないように”と鉄壁の笑顔を叩き込まれたはずなのに
……私もまだまだ未熟なのね
「でしたらこの後モストロラウンジにいらっしゃいます？簡単な物で良ければお作りしますよ」
『へ？』
「ふふ。食欲が無いからとまた夕食を抜くのでしょう？流石にそれは見逃せませんよ」
つまりは寮に居たら色々思い出して夕食を食べられないだろうからモストロラウンジで食べなさい。そう言いたいのね
気遣いは嬉しいけれど、ここ最近は妙に優しくて少し不気味ね
……けれど私にも断る理由がない。
欠食したらまたヴィルさんに怒られてしまうだろうし、ジェイドに不満を聞いて貰えるならストレス発散にもなる
『そしたらお邪魔しようかしら』
「ありがとうございます。では一緒に向かいましょうか」
『そうね』
机に出していた筆記用具やレポートの道具をしまい、先生から“錬金術における効果的な鉱物着色について”と言う文献を預かる
先生に感謝を伝えた後、ジェイドと準備室を後にしようとした所で名前を呼ばれて振り返ると、何かを企む先生の瞳が私を射抜いた
「俺の部屋にも彩りが欲しくてな。お前に花を剪定してもらいたい」
『構いませんが、ご希望のお花とかあります？』
「お前に任せる。お前がこのクルーウェル様に似合うと思うものを選んでくれ」
『？承知しました』
先生の企みなど知る由もない。
知ろうとした所で意味が無い
けれど、
……いえ、だからこそ
後に事を動かす歯車になる事を私は知らない
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テト(プロフ) - なんか監督生も悪気がないようで､､､あるようで､､､もう！！！夢主ちゃんはジェイドとくっついちゃえ！ (5月7日 2時) (
レス) @page34 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
もも - ジェイド君、リドル君、監督生ちゃん、夢主ちゃんの関係がどのようになっていくか気になりますね。またの更新を心より待ち望んでおります。無理のないようにがんばってください！ (5月6日 20時) (レス) @page34 id: 9438123b46 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ(プロフ) - 椥さん» 興奮が伝わるコメントありがとうございます！笑これからもご期待に添えるよう精進します！ (5月5日 17時) (レス) id: b72455cc3b (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ(プロフ) - 森。さん» 気に入って頂けて嬉しい限りです！！今後も本作品をよろしくお願いします！ (5月5日 17時) (レス) id: b72455cc3b (このIDを非表示/違反報告)
椥 - 連投すみません。間違えました。歳神話ではなく最新話です。興奮しすぎました。 (5月4日 22時) (レス) id: 2a061a5b6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かまぼこ | 作成日時：2023年12月2日 14時
