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それからと言うものの割と穏やかな日常を過ごしていた
それは恐らく彼への気持ちが少し落ち着いたから。
席を移動したお陰で嫌でも関わらなければいけない、なんて場面も減り、必然と会話回数も減った事で避けようと思えば避けられる事に気づいてしまった。
見たくないものは見なくていい。
決断をするその時に、客観的な判断をするためにもプラスでもマイナスでも余計な感情は要らない。
そう思うようになった。のに＿＿＿＿＿
『……ごめんなさい。もう一度言って貰える？』
「だから！久しぶりに2人の時間が欲しかったと言ったんだよ！！」
……誰かしら。
今目の前で顔を紅潮させながら不貞腐れる赤髪の方は
一応私の婚約者であるリドル・ローズハートは少なくともそんな事を言う人ではなかったはずだけれど。
「なんだいその目は」
『いえ、』
彼から改めて一緒にレポートを進める日時を提案され、どうせ監督生同席の片手間だろうと思って
“レポートは別々でやりましょう？貴方はその時間を監督生に勉強を教えるために使う方が有意義じゃなくて？”
と嫌味ったらしく答えたら“何故監督生？”と言わんばかりの表情をした後
“ボクはキミと2人の時間が欲しいのだけれど”
とさぞ当たり前の様に言われるから思わず聞き返してしまった。
……本当にどなた？変な薬でも飲まされた？
「……最近、キミと一緒に過ごす時間も会話する機会も減ったような気がして」
気がするのではなく、確実にそうなのよ。
ちなみにそれは貴方が監督生に現を抜かし初めてからずっとそうよ？今になって気づいたのかしら？鈍感？
「と、とにかく！！ボクは監督生も誰も招待しない。だからキミもジェイドとか変な輩を連れ込むんじゃないよ？」
『え、あぁ』
「……それと、次の何でもない日のパーティーはキミのケーキと紅茶を頂きたい、な」
『へ？』
「それじゃあ頼んだよ！！」
叫ぶように言葉を残したリドルは嵐の様にその場を離れていく。
最初から最後まで全てが一瞬すぎて今は何も理解出来ていない。
『……ふふっ、』
それでも。
理解出来ない一瞬の中で幼いリドルの姿を垣間見て、
昔から変わらない、なんて愛らしさを覚えてしまった
感情の均衡が少しプラスに傾いてしまったけれど
それでも甘えてくれた嬉しさから、信念の弱い自分を許してしまいそうになる。
＿＿＿＿本格的な終わりの始まりと知らずに
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テト(プロフ) - なんか監督生も悪気がないようで､､､あるようで､､､もう！！！夢主ちゃんはジェイドとくっついちゃえ！ (5月7日 2時) (
レス) @page34 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
もも - ジェイド君、リドル君、監督生ちゃん、夢主ちゃんの関係がどのようになっていくか気になりますね。またの更新を心より待ち望んでおります。無理のないようにがんばってください！ (5月6日 20時) (レス) @page34 id: 9438123b46 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ(プロフ) - 椥さん» 興奮が伝わるコメントありがとうございます！笑これからもご期待に添えるよう精進します！ (5月5日 17時) (レス) id: b72455cc3b (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ(プロフ) - 森。さん» 気に入って頂けて嬉しい限りです！！今後も本作品をよろしくお願いします！ (5月5日 17時) (レス) id: b72455cc3b (このIDを非表示/違反報告)
椥 - 連投すみません。間違えました。歳神話ではなく最新話です。興奮しすぎました。 (5月4日 22時) (レス) id: 2a061a5b6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かまぼこ | 作成日時：2023年12月2日 14時
