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『それで？わざわざ今日呼び出した理由は何かしら』
「フフ、それは貴方が1番よく分かっているでしょう」
カウンター越しでグラスを磨くジェイドはこちらに視線を向けることも無く静かに話を続ける。
いつもなら嘲笑が混ざっているのに今回ばかりはそうでもない。
ジェイドが純粋に心配なんて気味が悪いわね
「何かあったのでしょう？」
『不気味なほど察しがいいんだから』
何故こうも毎回私の変化に気づくのかしら。
『……ジェイドには私の瞳は何色に見える？』
「おや、そうですね」
私の質問にジェイドの冷たい手がグラスから私の額に移り、優しく輪郭をなぞる
「＿＿＿＿深紅。高貴で美しい紅です」
視界いっぱいに映る綺麗なオッドアイ
それほど彼の顔が近くにあると言うことかしら
『……そう。だから我が家の家宝はアルマンディンガーネットと言う深紅の宝石なの』
だから彼の口からロードライトガーネットを錬金したいと言われた時、余剰で返却された宝石の用途は私向けでは無いと察してしまった。
だってリドルが“婚約指輪の宝石はガーネットにしよう”なんて言い出したのは私の目の色がきっかけだったようだし
とは言え、それだけで全てを決め付けられないからこそジェイドと衝突した時に気持ちを持ち直した訳だけれど
「なるほど。そうでしたか」
『興味無さそうな返事ね』
「いえ。僕はてっきり監督生さんとの不貞話を耳にして気分を損ねられたのかと」
この人魚、現状より酷い事を期待していたの？
悪趣味がすぎるわ
『……それでジェイドは何を錬金したの？』
「トパーズですよ。インペリアルトパーズ」
『そう。貴方の左目のようね』
今度は私がジェイドの左頬を触ると彼は僅かに目を細める
本当、いつ見ても綺麗な人魚ね
「＿＿＿＿Aさ」
「ジェイド〜〜？」
「……なんです、フロイド」
私の名前を呼びきる前にどこか気だるそうな低い声がジェイドの名を呼ぶ。
「なんかバックヤードに、……あ“〜わかったよ。なんでもねぇよ」
「そうですか」
「じゃあねぇ〜サンゴちゃん♡」
とても機嫌が悪そうだけれど大丈夫かしら
「いいんです。すぐ直ります」
『あらそう？』
「それより本日は新作メニューを含めたコース料理をお出しします。勿論全てサービスです」
……嬉しいけれど、
羽振りのいいウツボは少し怖いわね
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テト(プロフ) - なんか監督生も悪気がないようで､､､あるようで､､､もう！！！夢主ちゃんはジェイドとくっついちゃえ！ (5月7日 2時) (
レス) @page34 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
もも - ジェイド君、リドル君、監督生ちゃん、夢主ちゃんの関係がどのようになっていくか気になりますね。またの更新を心より待ち望んでおります。無理のないようにがんばってください！ (5月6日 20時) (レス) @page34 id: 9438123b46 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ(プロフ) - 椥さん» 興奮が伝わるコメントありがとうございます！笑これからもご期待に添えるよう精進します！ (5月5日 17時) (レス) id: b72455cc3b (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ(プロフ) - 森。さん» 気に入って頂けて嬉しい限りです！！今後も本作品をよろしくお願いします！ (5月5日 17時) (レス) id: b72455cc3b (このIDを非表示/違反報告)
椥 - 連投すみません。間違えました。歳神話ではなく最新話です。興奮しすぎました。 (5月4日 22時) (レス) id: 2a061a5b6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かまぼこ | 作成日時：2023年12月2日 14時
