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拝啓【ごちそうさまでした】 ページ6

_____拝啓 お父さん、お母さん


今日は同じ学校の順平くんお家に虎杖くんと招待されて夕食をごちそうになりました。



私も待っているだけでは申し訳なかったので順平くんのお母さんの手伝いをしました。
私の手際の悪さが目立ってしまいました、不徳の致す限りでした。今度何かお礼に菓子折りを持っていこうと思います。


_________________________ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


「ごちそうさまでした、それでは私はここでお暇させていただきます」


「また来てくださいね!」


玄関で靴を履いて見送りに出てくれている順平くんにお礼を言って帰宅しました。



順平くんのお母さんは順平くんがお友達を連れてきたのが嬉しかったらしく晩酌がとても進んでいましたね…テーブルに突っ伏して熟睡です。




「返ったらお母さんとお父さんに送る手紙を書かないと。あ、あと武器の手入れをしないと」



帰宅後の計画を立てて帰るために駅への道を歩きました。嗚呼…どんな菓子折を選んだらいいんでしょう・・・




_________ゾワッ




「!!」




背筋が粟立つような感覚に久々に襲われました。こんな感覚は初めてお父さんの仕事について行った時に味わった以来です。




「何でしょう、この呪力の塊…」


.


呪力の気配を辿りながら元きた道を戻ってみると_____なんということでしょうか!順平くんのお家に戻ってきてしまったのですが…。





「おかしいですね…虎杖くんはもう帰宅してますし、順平くんは呪力を持っていないはずですけど」




.




「おじゃましまーす…」





正直申し訳ない気持ちはありましたが、あの呪力を感じてしまったらそんな事は気にしていられません…



不法侵入覚悟の上で順平くんのお家におじゃましてリビングから元凶の捜索を始めようと扉を開けました。



「……指?」




「____頭下げて!!」




指を見ている順平くんのお母さんの背後に現れた呪霊に動揺した結果…
順平くんのお母さんを襲おうとしていた呪霊を呪力で覆った右拳でグーパンチして祓うことに成功しました。



「え?…Aちゃん??」



「またおじゃましてます…順平くんのお母さん」



_________________________ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


読んでもらった通りですが、案の定順平くんのお母さんにはちょっと不審な目で見られました。今度お詫びに順平くんのお母さんに何をしたらいいと思いますか?お父さん、お母さん…アドバイスをください。

(__________娘より

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作者名:夜は眠れるかい x他1人 | 作成日時:2021年2月4日 23時

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