拝啓__お父さんとお母さん。海外生活はどうですか？私は日本で平和に暮らしています。【呪術廻戦】 (ページ35)

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# ページ35

＿＿＿＿＿ﾊﾞｺﾞｯ＿＿＿ﾄﾞｶﾞｯ

「ﾊｧ…ﾊｧ…」

「真希ちゃん先輩…私疲れたんですけど…」

グラウンドにて、伏黒くんが来るまでの相手という事で始まった真希ちゃん先輩との実戦形式という名の割と本気(ガチ)勝負もかれこれ体感時間で二十分が経とうとしています。

伏黒くんまだでしょうか…と思いながら真希ちゃん先輩の相手をしていましたが
伏黒くんはいつの間にか私達の勝負を座ってみていました…本来ならキミは今真希ちゃん先輩と戦闘訓練をしていて、私は座ってキミと真希ちゃん先輩の特訓を見ているはずだったのでは？

「(早くこっち来てください、伏黒くん。)」

真希ちゃん先輩の攻撃を避けては掌底を打ち込んでを行いながら伏黒くんに、代ってください…と目で訴えかけました＿＿＿
しかし先輩達と特訓をする筈の当の本人は、私達の勝負を見たいらしくどうやら変わる気は無いみたいです。

＿＿＿「もらった！！」

その一瞬の気の緩みがいけませんでした…。
自分から意識が離れた事が分かった真希ちゃん先輩は掌底を打ち込もうとしていた私の腕を棒で弾き、そのまま私の額めがけて剣道の突きの要領で棒を打ち込んできました。

ｺﾞｯ＿＿＿＿＿

「あ、」

「桜元！！」

「え、何？」

「おかか？」

「どうした？」

鈍い音が私の脳内に響いたと思った瞬間＿＿＿＿＿

私の意識はそこで途切れていました…。