拝啓【東京なのに大自然でした ��】 ページ29
＿＿＿＿「･･･いいですけど、私はこんな簡単に入学していいものなんでしょうか？
他の方は、入学する上で何かしらの試験を受けているのでは？」
気になった事を素直に学長に聞けばカッパ頭の人形の頭上に手をかざしていました。
「その心配なら要らない、今から
のそｯ…の効果音が似合う様な初動で動き出した
おぉ！初めて見ました！人形さんが動いてます！！
これも呪術なんですか？
お父さんと美春叔母さんの術式しか見た事がないので新・鮮・です！！！
「アレ？カッパちゃんは
＿＿＿＿＿ﾄﾞｶﾞｯ
「いだぁぁあい！」
懐に現れたカッパちゃんがアッパーをもの凄い力で振り抜いてきました。
ガードは間に合いましたがカッパちゃんの力が強すぎまして、崩れてしまいました。痛いです、腕が痺れています。
「腕を痛がっている場合じゃないぞ」
学長の言葉に反応する様にカッパちゃんの攻撃の勢いが増しました。
「人形だからってナメてました…もう手加減しません。フルボッコにしてやります」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「＿＿＿＿捕獲！！」
カッパちゃんのパンチの連打に押されたものの、無事に身体を取り押さえる事に成功しました。
ふかふか、さっきの怒涛の勢いが嘘のようです。
「＿＿＿＿＿桜元 A、改めて君の転校を認める。ようこそ…呪術高専へ」
取り押さえていたカッパちゃんの体を話して学長が差し出している手を握りました。
「無事に面接が受かって良かったですね、おめでとうございます。」
部屋の壁に背を預けて傍観していた七海さんにも、声をかけられました。
「役に立つように頑張ります、こちらこそよろしくお願いします」
「里桜高校では三年だったが、どうする？希望があるのなら他の学年でも転校は可能だが…」
「…じゃあ、一年で。」
「貴方の実力なら二年でも、問題ないのでは？」
「一年でいいです！初心忘るべからずという言葉もあります！！」
「分かった、担任の紹介を含めて色々話す事がある。
まずは教室、その後に寮に案内する」
_________________________￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
改めましてお父さん、お母さん…私、無事に呪術高等専門学校に転校が決まりました！
__________娘より
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作者名：夜は眠れるかい x他1人 | 作成日時：2021年2月4日 23時
