拝啓__お父さんとお母さん。海外生活はどうですか？私は日本で平和に暮らしています。【呪術廻戦】 (ページ28)

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拝啓【東京なのに大自然でした ②】ページ28

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ｺﾝｺﾝｯ

「失礼します。」

「失礼しま～す」

「七海か、どうした？」

「今回の任務の報告と彼女についての報告をしに来ました。」

普通の扉に比べて大きなドアを開けた先には座布団に座る男の人が居ました、その人の周りにはカワイイ人形…ギャップの振れ幅が激しすぎやしませんか？

「そうか、まず任務の報告から聞こう。」

「＿＿今回の任務でツギハギの人型の呪霊と遭遇しました、相手の詳しい術式は今のところ不明です。

その他の事は報告書にまとめてあります。」

「分かった、次に彼女の報告を頼む。」

「分かりました…桜元さん、自己紹介をお願いします。」

「･･･あ、はい…」

「どうかしましたか？」

学長さんの周りにある人形を見ていたら七海さんの呼ぶ声に反応が遅れてしまいました。
それを不思議に思った七海さんが心配してくれたのか、そんな言葉をかけてくれました。

「何でもアリマセン…お、お気になさらず」

言えません…七海さん達の話を聞かずに人形がカワイイなと思って見てました･･･なんて。
七海さんにひっぱたかれそうな気しかしません…。

「＿＿桜元 Aです。

里桜高校三年出席番号＿＿番

好きな色は、翠

得意な事は… 柔道、合気道、空手、テコンドー、サバゲー等

呪霊の討伐は基本的に銃で行っています。」

必要であろう項目を、目の前の強面学長さん…夜蛾学長？に発表しました。

「…そうか、私は…七海から聞いているかもしれないが此処で学長をしている''夜蛾正道''だ。

君の父親とは此処で同じクラスだった」

学長さんからの軽い自己紹介ももらったので
話に区切りが着いたのかと思っていたところ、学長さんから私へ質問が飛びました。

「霧彦が海外へ行く少し前、彼奴から私の元に連絡があった。

''俺が海外へ行っている間、もし娘と会ったら面倒を見てほしい。

娘は俺と一緒に呪霊狩りに何度も行っているから呪術師としての実力は申し分ない。''と。」

「･･･それはつまり？」

「君がいいのであれば、高専に入ってほしい。」

人形を作っていた学長の手が止まり、私を見ました。