# ページ26
＿＿＿翌日
昨日の今日で、私の反転術式で治療された順平くんは念の為と言うことで近くの病院で入院するという話が出ていたらしいのですが
美春叔母さんに順平くんのお母さんを預けているし、叔母さんは表での職業は医者なのでと七海さん達に話をしたところ順平くんは美春叔母さんの元で休養という事になりました。
住所を書いた紙を黒スーツの補助監督さんと言うらしいです、その一人の方に渡して順平くんを乗せた車は行ってしまいました。
順平くんは呪術師の道を歩むのでしょうか？美春叔母さんに頼んで順平くんに聞いてもらいましょう。
「私達もそろそろ行きましょう、今回の件で報告しないといけないことが沢山あります…行きますよ、虎杖くんと桜元さん」
「応！」
「ん？」
「どうかしましたか？」
「私も行くんですか？」
「当たり前でしょう？＿＿＿＿学長から貴方を見つけたら一緒に連れてくるように言われているんです。」
んんん？学長？誰ですか、私そんな人知りませんけど…
「え！？先輩、学長と知り合いだったの？」
「いえ…知りません。私の記憶が正しければ会った事もありませんよ？」
「夜蛾学長は、貴方のお父さんから頼まれたと＿＿''もし娘と会ったら面倒を見てほしい、呪術師としての視野を広げてやってほしい''と言われたそうですよ」
「･･･って事はじゃあ、先輩も高専入るの？」
「え、そうなるんですか？」
「学長の判断次第では、そうなりますね」
伊地知さんが回してくれた車が到着したので、七海さんと虎杖くんが乗り込みます。
「あ、もう私が一緒に行く事は決定事項なんですね…」
「早くしないと置いていきますよ？」
「先輩！早く早く！」
助手席に座る七海さんと後部座席から私を見る虎杖くんに呼ばれます。
＿＿＿＿＿ｸﾞｲｯ
「わわっ！」
「ほら、先輩！ナナミンが怒っちゃうから！」
「ナナミン怒ですか？」
後部座席に座っていた虎杖くんがいつの間にか私の目の前に居て手を引っ張られました。
「ひっぱたかれたいんですか？二人共。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 90人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夜は眠れるかい x他1人 | 作成日時：2021年2月4日 23時
